肝臓は、人体の右上腹部にある臓器で成人男子では約1.0kg~1.5kg程の重さがあります。
肝臓には、主に

  1. 代謝
  2. 解毒作用
  3. 胆汁の生成・分泌

があります。

詳しくは「肝臓の役割」へ

肝臓とは

肝臓は「沈黙の臓器」といわれています。
通常、我々人間は体のどこかに異常が出ると、痛みを感じたり、痒みを感じたりと様々な反応が出ます。
しかし、肝臓は異常が現れても痛みなどの症状を出すことがあまりありません。そのため肝臓に異常が起こっても気付きにくく、異常に気付いたときには病気がかなり進んでいることがあります。
肝臓は再生能力・代償能力(失った機能を補うこと)に優れており、ダメージを受けても残った正常細胞が余分に働き、機能を維持します。沈黙の臓器と呼ばれているだけに定期的な健康診断などで自分の肝臓が正常に機能しているかどうかを確認することはとても重要なことです。

監修:広島大学 消化器・代謝内科学 教授 茶山 一彰 先生

※ここでの情報はあくまで基本の情報であり症状は人それぞれで違う場合もあります。不安な点は主治医、肝臓専門医等に相談してください。