黄疸

肝臓の機能が低下すると、ビリルビンと呼ばれる黄色い色素が代謝できずに血中で増加します。
血清ビリルビン値が増加すると白目や皮膚が黄色に染色されます。ビリルビンは皮膚の末梢神経を刺激するため、強いかゆみを生じる場合があります。黄疸を直接治す薬はありませんが、かゆみを抑える薬を服用するという治療方法があります。黄疸がある場合には基本的に安静が必要となります。しかし、患者さんの状態によって様々な治療法が選択されますので、医師の指示にしっかりと従うことが重要です。

監修:日本赤十字社 武蔵野赤十字病院 院長 泉 並木 先生

※ここでの情報はあくまで基本の情報であり症状は人それぞれで違う場合もあります。不安な点は主治医、肝臓専門医等に相談してください。