リフキシマの製品情報 リフキシマ(一般名:リファキシミン)は、Alfa Wassermann社(イタリア)が開発したリファマイシン系抗菌薬の一つです。

国内第Ⅲ相試験1)

試験方法

目的 肝性脳症患者に対して、リフキシマを1回2錠(リファキシミンとして400mg)、1日3回毎食後、10週間経口投与した際の有効性および安全性を確認する。
対象 国内第Ⅱ/Ⅲ相試験を完了し、リフキシマの継続またはラクチトールからの切替を希望する被験者について、事前検査により治験責任(分担)医師が適格と判断した患者142例
・リフキシマ継続群:有効性解析対象および安全性解析対象 69例
・ラクチトールからの切替群:有効性解析対象および安全性解析対象 73例
デザイン 多施設共同、非盲検試験
スケジュール

スケジュール

※当試験については国内第Ⅱ/Ⅲ相試験の結果参照
[ ]内は国内第Ⅱ/Ⅲ相試験開始時からのDay

本試験は、先行して行った国内第Ⅱ/Ⅲ相試験に引き続き実施し、事前検査をDay[15],〈1〉(投与前)に行い、治療期(Day[15],〈1〉~Day[84],〈70〉)および終了(Day[85],〈71〉)/中止時検査で構成された。
被験者には、リフキシマを10週間経口投与した。なお、治験責任(分担)医師が必要と認めた場合には、リフキシマと合成二糖類との併用は可とした。
評価項目 血中アンモニア濃度、PSE指数、肝性脳症昏睡度(犬山シンポジウム昏睡度分類)、羽ばたき振戦、精神神経機能(Number connection test-A、B)、QOL(SF-8)

患者背景

患者背景

試験成績

有効性

血中アンモニアに対する効果

血中アンモニア濃度(mean±S.D.)は、リフキシマ継続群の国内第Ⅱ/Ⅲ相試験事前検査時(ベースライン)は134.47±49.95μg/dL、本試験開始時(Day[15])では122.22±62.42μg/dL、投与10週後(Day[85])では105.97±42.81μg/dLであった。
一方、ラクチトールからの切替群の国内第Ⅱ/Ⅲ相試験事前検査時(ベースライン)は134.43±42.97μg/dL、本試験開始時(Day〈1〉)では123.91±57.12μg/dL、投与10週後(Day〈71〉)では103.24±48.15μg/dLであった。

血中アンモニア濃度の推移(リフキシマ継続群)

PSE指数に対する効果

PSE指数(mean±S.D.)は、リフキシマ継続群の国内第Ⅱ/Ⅲ相試験事前検査時(ベースライン)は0.33±0.11、本試験開始時(Day[15])では0.20±0.14、投与10週後(Day[85])では0.15±0.11であった。
一方、ラクチトールからの切替群の国内第Ⅱ/Ⅲ相試験事前検査時(ベースライン)は0.32±0.10、本試験開始時(Day〈1〉)は0.24±0.17、投与10週後(Day〈71〉)では0.16±0.14であった。

PSE指数の推移(リフキシマ継続群)

肝性昏睡度に対する効果

肝性脳症昏睡度スコア(mean±S.D.)は、リフキシマ継続群の国内第Ⅱ/Ⅲ相試験事前検査時(ベースライン)は1.2±0.4、本試験開始時(Day[15])では0.5±0.6、投与10週後(Day[85])では0.3±0.5であった。
一方、ラクチトールからの切替群の国内第Ⅱ/Ⅲ相試験事前検査時(ベースライン)は1.2±0.4、本試験開始時(Day〈1〉)では0.8±0.7、投与10週後(Day〈71〉)では0.4±0.6であった。

肝性昏睡度に対する効果

羽ばたき振戦、精神神経機能およびQOL(参考情報)に及ぼす影響

リフキシマ継続群およびラクチトールからの切替群における羽ばたき振戦スコア、精神神経機能(Number connection test-Aスコア)およびQOL(SF-8)の推移を参考として示す。

  • 羽ばたき振戦スコアの推移
  • Number connection test-Aスコアの推移
  • 参考情報:SF-8(身体的サマリースコア)の推移
  • 参考情報:SF-8(精神的サマリースコア)の推移

安全性

国内第Ⅲ相試験において、13.4%(142例中19例)に副作用が認められた。主なものは、便秘が2.8%(142例中4例)、下痢が1.4%(142例中2例)であった。重篤な副作用は高ビリルビン血症および敗血症がそれぞれ1例であった。

  1. 1)社内資料(リフキシマ錠 国内第Ⅲ相臨床試験)[承認時評価資料]

基本製品情報

製剤特性
薬効薬理
肝性脳症の発症機序と
リフキシマの作用機序
薬理作用
効能・効果/用量・用法
薬物動態
血漿中濃度
分布・代謝・排泄
臨床成績
国内第Ⅱ/Ⅲ相試験
国内第Ⅲ相試験
副作用(承認時累計)

ページトップへ