生理ってなんだろう...?
生理に関連するつらい症状って?
どうやって対策して、誰に相談してるの?
そんな「生理にまつわるあれこれ」について、
10代の男女を対象に調査しました。
調査概要
「女性のための健康ラボMint+」では、10代の男女を対象に「生理をはじめとする女性特有のつらい症状に関する男女の意識調査」を行いました。この調査では、女性の体と健康に関する正しい情報について、女性だけでなく男性にもご回答いただいています。また、調査結果について一般社団法人女性の健康推進協会 代表理事の濵脇文子先生にコメントをいただきました。
※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しています。
合計しても必ずしも100%にならない場合があります。
10代男女300人に調査しました。
生理についてどの程度の知識があるかという質問に対し、「知識がある」と答えたのは女性では76.7%でしたが、男性では42.0%と半数以下でした。
10代女子150人に調査しました。
女性の92.0%がつらい症状を感 じていると回答。具体的な症状では腹痛やイライラなどが多いようです。
10代男子150人に調査しました。
男性の4人に1人(約25%)は女性特有のつらい症状について知らないと回答しました。
濵脇先生からのコメント
自分の身体では起きない生理的現象なのでイメージしにくい部分もありますね。ですから、まずは知ることから、そのつらさを理解し想像し寄り添ってほしいと思います。
10代女子150人に調査しました。
カラダを温めたりゆっくり休んだり、時には痛み止めなどの市販薬で対処している女性が多いようです。一方で、16.0%の女性が「特に対処しない」と回答しました。
濵脇先生からのコメント
不快な症状に対して、自分なりに対処を行えているのは素晴らしいことです。生理の時は、心身と向き合い自分を大切にする機会と捉えてみましょう。
10代女子150人に調査しました。
10代女子の頼りになる相談相手は母親や友人のようです。同じような経験をしている誰かに話すことで、気持ちが楽になることもありますよね。
また、医師や医療従事者に相談すると回答した人は8.7%と少数でした。
濵脇先生からのコメント
身近な女性である、母親や友人はとても心強い存在ですね。しかし問題解決や症状改善には医療のサポートが有効なことも多々ありますので、医師や医療従事者へ相談することも検討してみてください。
10代女子150人に調査しました。
産婦人科などについて、「頼りになる」という認識と、「恥ずかしい・怖い」「よく分からない・誤解されそう」という気持ちが共存しているようです。
濵脇先生からのコメント
外国では多くの女性が、学生のころから気軽に自分の身体のために病院を利用したり、ユースクリニック(学生など若い世代が無料またはワンコインで気軽に心身に関する相談ができる機関)と言われる場所があります。日本でも、徐々に広まってきています。
10代男女300人に調査しました。
10代男女300人に調査しました。
お互いに「理解してほしい」、「理解したい」と思っている一方で、理解を妨げるハードルがいくつもあるようです。
その他の理解を妨げるハードルに関する意見として、「つらい症状は我慢するもの」、「周囲に言うのははしたない」、「積極的に調べることは恥ずかしいことだ」という声もありました。
濵脇先生からのコメント
大多数の男性は理解したいし、女性は理解してほしいと感じています。お互いを理解するためには、女性は伝える姿勢、男性は知ろうとする姿勢から始めることが大切ですね。
濵脇先生からのコメント
皆さんは、生理についてどのような授業を受けましたか?インターネットでも簡単に情報が得られますが、正しくない情報も沢山あります。医療機関や公的なサイトなど正しい情報にアクセスしましょうね。