出産・乳児期篇

出産や乳児期は、パパとママにとって大きな変化の連続であり、同時に幸せな時間もたくさん!
出産当日の緊張感や夜泣き、授乳の対応など、
小さな命を守り育てていく時期のサポートを徹底調査しました。

調査概要

「Mint+ Hug(ミント ハグ)」では、妊娠期から出産、育児期にわたりパパの「ママや子どもへの関わり方」についての意識調査を行いました。この調査では、パパだけでなくママにも回答いただいています。また、調査結果について慶應義塾大学 名誉教授 吉村𣳾典先生にコメントをいただきました。

  • 実施時期:2025年12月26日(金)~
    2026年2月26日(木)
  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査対象:妊娠・子育て中のママやパパ向け情報サイトbabyco会員
    (回答数:パパ218件 ママ684件)

※構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しています。合計しても必ずしも100%にならない場合があります。

Q1. ついに出産当日!
パパが
意識して行った行動とは?

  • 荷物も移動も
    パパが全部引き受ける!

    病院へ向かうその日。パパたちがまず意識したのは、ママの体の負担を少しでも減らすこと。陣痛中でも安心できるよう、移動も荷物運びもパパが担当!6割のパパが、そのようにママのそばでサポートしていました。

  • 声をかける・手を握る。
    これが精一杯のサポート!

    代わってあげられない痛みを前に、パパにできることは限られている…!そんな中でも約半数のパパが行ったのは、声をかけたり、手を握ること。ママのそばに寄り添い続けることが、出産当日のパパの答えでした!

  • 親族への連絡や上の子の
    対応などパパがみんなをつなぐ!

    出産当日、ママのそばにいたいけれど、やらなければいけないことがある…!親族への連絡、上の子のお世話。約半数のパパが、周囲と連携しながらその日を動き回っていました。

他にはこんな回答も!

  • 一人目の時は荷物をもって一緒に病院へ!二人目の時は付き添えない分、上の子の対応をしました。
  • 陣痛中、テニスボールで腰を押したり、声かけなどをしました。手が腱鞘炎になりかけましたが、無事出産できたので安心しました。
  • 立会予定だったが、遠方にいたのとお産の進みが早く、着いた時には産まれていた…涙

出産当日に意識して行った
サポートを教えてください。
(複数選択可)

出産当日のパパは
多面的な役割を
果たしていた!

出産当日のパパは、ママの精神的な支えとなりながら、実務的なサポートや周囲との連携も行うなど、種類も場面もまったく違うサポートが同じくらいの割合で選ばれています。これをすればいい!という正解はなく、その瞬間に求められることを察して動いていたのが、出産当日のパパたちの姿でした。

Q2. 乳児期の育児で
印象に残っていることとは?

  • 寝不足、疲労…
    体への影響が印象深い…!

    夜泣きの対応、夜間授乳などによる寝不足。先輩パパたちに共通するのは体への影響でした。でも眠れない夜を一緒に乗り越えた先に、ママとの絆がより深まったと感じたパパもいました。

  • 生活リズムが一変!新しい
    日常に慣れるのに苦労した。

    慣れない育児と家事・仕事を両立しながら、新しいリズムをつくっていくのに苦労したパパが約6割!試行錯誤しながら、少しずつパパとしての生活に慣れていったようです。

  • 子どものお世話に全力だった
    日々は忘れられない!

    おむつ替え、沐浴、寝かしつけ…初めてのことばかりで戸惑いながらも、我が子のお世話に関わったパパたち。試行錯誤した日々が、大切な記憶として残っているようです。

他にはこんな回答も!

  • 育休を4ヶ月取得!里帰りなどはせず、妻と二人で協力してお世話できました。
  • 夜泣きや夜間のミルク対応をして朝起きるのが辛かった…!
  • いろいろなことを二人でやっていくうちに妻との絆がより深まった!!!
  • 初めての沐浴の時、赤ちゃんの首がグラグラでとても怖かった…

夜泣き・授乳・おむつ替えなど、乳児期の育児で
印象に残っていることは何ですか?
(複数選択可)

印象に残ったこと
=大変だったこと。
それが乳児期のリアル!

寝不足、生活リズムの変化、慣れないお世話。乳児期に印象に残ったことの上位はどれも大変だったことばかり。でも裏を返せば、それだけ深く関わったということ。大変だったからこそ、記憶に刻まれた乳児期のリアルがここにあります。

Q3. やってよかった!
ママが
喜んでくれたサポートとは?

  • 家事はまかせて!
    という姿勢に感謝された!

    我が子のお世話に追われる中、家事や生活面のサポートを一番喜んでもらえたと感じたパパが最多。体も心も余裕がないときに、さりげなく動いたことがママに伝わったようです。

  • 産後の体を気づかうことが、
    ママへの最大のやさしさに。

    出産直後は、ママの体が大きく変化し、疲労を感じやすい時期ともいわれています。ママがまとまった睡眠を取れるよう、夜間の育児を一手に引き受けたパパがいたりと、体をいたわる行動がママの心に深く響いたようです。

  • 夜間の育児に一緒に向き合った
    ことが喜ばれた!

    授乳補助、おむつ替え、寝かしつけ。夜間の育児に関わったパパの約半数が喜んでもらえたと感じています。眠れない夜を一人にしなかったことが、ママの支えになったようです。

他にはこんな回答も!

  • 妻がまとまった睡眠を取れるよう、夜間の授乳以外の育児や家事を一手に引き受けました。心身の休息を最優先に考え行動しました。
  • 産後は外に出られない分、買い出しなどは全部担当しました!
  • 積極的に育児に関することを調べて伝えると感謝された!
  • 出産後、妻の体調があまり良くない日が多かったので、家事はすべて自分が担当しました!とても感謝されました。

出産〜乳児期に、パートナーが喜んでくれたと感じる
サポートを教えてください。
(複数選択可)

どれも正解!
喜ばれたのは、
やったこと全部でした!!

喜ばれたサポートの順位を見ると、1位から下位まで大きな差がありません。家事も夜間育児も精神面も、どれかひとつが突出しているわけではなく、いろんな形のサポートがそれぞれのママに届いていました。正解はひとつではなく、目の前のママに合わせて動いたパパが喜ばれていたようです。

Q4. こんなこともやっておけば
よかった…という後悔は?

  • もっと話を聞いて、
    気持ちに寄り添えばよかった。

    仕事が忙しく、話を聞いてあげる時間が足りなかったり、言葉での共感をもっと示すべきだったなど、身体的なサポートはできていたのに、精神面での寄り添いが足りなかったと感じているパパが最多でした。

  • 育児の情報を、
    もっと一緒に調べればよかった。

    ママ任せにしてしまった情報収集を後悔する声が多く聞かれました。一緒に調べて共有することの大切さを、先輩パパたちは身をもって感じています。

  • 産後の体のケアを、
    もっとしてあげればよかった。

    夜間育児に関わりながらも、日中のケアまで手が回らなかったことを悔やむパパが多数。産後ケアは24時間続くものだと痛感した声が並びました。

他にはこんな回答も!

  • 育児の不安に寄り添う時間が足りず、言葉での共感をもっと示すべきでした。身体的支援だけでなく、孤独感を防ぐ対話を重視すべきと痛感。
  • 育休をもう少し長く取ればよかった…
  • 育児支援サービスをもっと早く利用すればよかった。
  • 夜間帯の育児について、事前に話し合っておけばよかった…

出産〜乳児期に「もっとこうすればよかった」と
後悔していることはありますか?
(複数選択可)

行動はできた。
足りなかった
のは、
共感と知識だった!

家事も夜間育児もがんばった先輩パパたち。でも振り返ると、行動ではなく気持ちや知識で支えられなかったことに後悔を覚えているパパが多数。話を聞く、一緒に調べる、体を気づかう言葉をかける。そんな「見えないサポート」こそが、後輩パパへの最大のヒントかもしれません。

出産・乳児期のママの本音も
大公開!

これは嬉しかった!
心に残ったパパのサポート3
  • 家事をやってくれたこと!

    産後、体も心も余裕がないとき、家事を担ってくれたパパへの感謝が最多。「手伝う」ではなく「自分の役割」として動いてくれたことが、ママの安心感につながっていました。

  • 産後の体を
    気づかってくれたこと!

    「ゆっくり寝てね」のひと言や湯船を張ってくれた行動など、体のことを心配してくれたパパの存在が、産後のママの心身の支えになっていました。

  • 夜間の育児を
    一緒にやってくれたこと!

    眠れない夜を一人で抱えないですんだこと。夜間育児に関わってくれたパパへの感謝の声が多く聞かれました。

他にはこんな回答も!

  • 子どもだけでなく、母体の労りもしてくれた!湯船を張ったり食事をつくってくれたのが嬉しかった
  • 家事を当たり前にやってくれたことです!手伝うではなく、自分の役割として育児や洗濯や掃除、買い出しをしてくれたことに安心感がありました。
  • 夜間授乳で起きなくてはいけないとき、ぐずり、おむつ対応がありがたかった
これで完璧!?こんな
サポートがあればより助かる3
  • 夜間の育児を
    積極的にやってほしい!

    夜間育児は、嬉しかったサポート3位でもありながら、あれば助かった1位でもありました。関わってくれたパパへの感謝と、もっと関わってほしかったというリアルな本音が共存しています。

  • 気持ちに寄り添い、
    話を聞いてほしい!

    パパから「ありがとう」や「お疲れ様」などの言葉を言われると、一番心が軽くなったという声も。行動だけでなく、言葉で寄り添うことを求めているママの声が2位にランクイン!

  • 産後の体のことを
    もっと気にかけてほしい!

    産後の体へのダメージは見た目では分かりにくい…。だからこそ、気にかけてもらえるだけでママからの印象は大きく変わります。そんなママたちの本音が表れています。

他にはこんな回答も!

  • 仕事があるのは分かってはいるが、時々は一緒に起きてお世話などをしてほしかった…
  • ホルモンバランスの乱れによるものなのか、情緒不安定になったりすることもあったので、そういった点への理解が早くからあったらよかったと思いました。
  • 月齢によって収集すべき情報がかわってくるので、今、調べておくこと・知っておくべきことを自ら収集してほしかった

パパとママの本音を比較してみました!!

パパの奮闘は
ちゃんと届いている!
でも数字が語る、
もう一歩先。

眠れない夜を乗り越え、
慣れない育児に奮闘したパパの行動は
ちゃんとママに伝わっていました!
パパが喜んでもらえたと感じたことと、
ママが嬉しかったことは重なっています。

が、じっくり比較してみると…
パパが一番後悔しているのは
精神面への寄り添いが足りなかったこと。
それに対して、ママが一番求めていたのは「夜間育児」。
やっていたけれど、もっとやってほしかった——
そんなママの本音が数字から見えてきます。

後輩パパへ、
夜間育児も精神面も、
どちらも諦めずに向き合ってみてください!

先輩パパ・ママからこれからパパ・ママになる方へのメッセージ

  • まずは奥さんファーストで。命懸けの出産です。無事が当たり前だとは思わないで。子育てを楽しんでください!
  • 産まれたら調べる時間もないので、早めに育児のことを調べたりママと情報共有した方がいい。出産当日以降もママには感謝して、行動で示すべし
  • 本当に育児は一人では出来ないと実感!辛い時も嬉しい時もパートナーや親、友達、なんでも頼って、みんなで育児をすると良いと思います!!

産婦人科医の先生からも
パパにアドバイス♪

出産後の女性の身体は、分娩による疲労や授乳・夜間対応による慢性的な睡眠不足から、産後うつのリスクが高まりやすい時期でもあります。この時期のパパに大切なのは、「手伝う」から「共に担う」への意識の切り替えではないでしょうか。夜間の育児や家事を分かち合いながら、感謝や寄り添いのひと言もぜひ。育児に正解はありません。ふたりで試行錯誤しながら、焦らず歩んでほしいと思います。

吉村 𣳾典先生

よしむら・やすのり/
慶應義塾大学名誉教授 福島県立医科大学副学長

Profile

1975年 慶應義塾大学医学部卒業。
米国留学等を経て95年より同大学医学部産婦人科教授、現在は同大学名誉教授。
日本産科婦人科学会理事長等、数々の学会理事長を歴任。
2012年に女性と子どもの未来を考える一般社団法人「吉村やすのり 生命(いのち)の環境研究所」を設立。
第2次~第4次安倍内閣で内閣官房参与として少子化対策・子育て支援を担当。
これまで数多くの分娩や不妊症の患者の治療を担当。
福島県立大野病院問題の解決、HPVワクチンの公的助成や特定不妊治療費助成制度の確立、周産期医療従事者の待遇改善、出産育児一時金や妊婦健診の公的助成の増額など、わが国の周産期医療の危機を救い、女性の健康力増進に貢献。
『生殖医療の未来学―生まれてくる子どものために―』など、生殖医学に関する著書多数。

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