ちょっとした体の不調…
実は「甲状腺」が
原因かも。

2022年3月 あすか製薬「甲状腺認知度調査」
調査対象:全国の20~40代の男女1,000名(男女500名ずつ)

ちょっとした体の不調…
実は「甲状腺」が原因かも。

アンケート結果が示すように、名前は知っているのに、
役割や病気、治療法については
あまりよく知られていない「甲状腺」。
でも、甲状腺は私たちがすこやかな毎日を過ごすために
とても大切な働きをしている臓器なのです。
甲状腺のこと、ちょっと知るだけで
あなたの、そのちょっとした不調の
原因がわかるかもしれませんよ。

そもそも甲状腺って何?

甲状腺は、のどぼとけのすぐ下にあり、蝶々が羽を広げたような形をしていて、人間が生きるためにとても重要な「甲状腺ホルモン」を分泌しています。
甲状腺ホルモンは、新陳代謝を促進させ、また脈拍数や体温、自律神経などの働きを調節し、エネルギーの消費を一定に保っています。
子どもの成長や大人の脳の働きを維持するためにも重要な役割を担っています。
また、女性においては、甲状腺ホルモンの異常が不妊や流産、早産を引き起こす場合もあります。


甲状腺の病気って、
どんな症状

甲状腺の働きに異常があると、全身にさまざまな症状が現れ、「なんとなく調子が悪い状態」が
続くことはあります。また、甲状腺の病気にかかるのは、比較的女性のほうが多いといわれています。
下記のような症状がいくつかあてはまる方は、検査を受けてみてはいかがでしょうか。

  • 疲れやすい
  • 眠りが浅い
  • イライラする
  • 暑がりになった
  • 心臓がドキドキする、脈が速い
  • 汗をたくさんかく
  • 短い髪の抜け毛がある
  • 下痢をする
  • 食べているのに体重が減る
  • 手の指が震える
  • 月経不順
  • 目が大きくなったと言われる

甲状腺ホルモンが多すぎる場合

甲状腺ホルモンが異常に分泌され、新陳代謝が過剰になる病気を甲状腺機能亢進(こうしん)症といいます。

  • 疲れやすい
  • いつも眠い
  • やる気が出ない
  • 寒さに弱くなった
  • 脈が遅い
  • 肌が乾燥する
  • 髪の毛が抜ける
  • 便秘がちである
  • 食べていないのに体重が増える
  • 爪が割れやすくなった
  • 月経不順
  • 声が低くなった

甲状腺ホルモンが不足している場合

甲状腺ホルモンの分泌量が減り、新陳代謝が低下する病気を甲状腺機能低下症といいます。

TOPIC

症状が多岐にわたるので、
他の病気と間違われることも
甲状腺の病気の特徴です。

間違われやすい疾患

  • 更年期障害
  • 認知症
  • 心臓病
  • 自律神経失調症、うつ病
  • 加齢
  • AGA  など

など


症状がある場合、
どうすれば良い?
どこで検査
を受けられる?

Q2でご紹介した症状があり、気になる場合は、かかりつけ医やお近くの内科・外科・産婦人科を受診して甲状腺ホルモン値を調べましょう。
また、症状がない場合も、健康診断・人間ドックなどでオプションとして甲状腺の検査を受けることができます。
甲状腺に異常がある場合、なかなか病気とは気づかずに「ちょっとした不調かな?」と、済ませてしまいがちな症状も…。
少しでも気になることや心配なことがあれば、まずは医療機関へご相談してみてください。


甲状腺検査って、
どんな検査

甲状腺検査には、甲状腺ホルモンの状態を調べる「血液検査」と、
甲状腺の形・大きさを調べる「超音波検査」があります。

血液検査では、血液の中にある
甲状腺ホルモンを測定します。

  • 健康診断の採血と同様に腕の静脈から約5mlの血液を採ります。

  • 甲状腺の働きを確認します。検査結果は、おおよそ数日程度でわかります。

  • 甲状腺が正常に働いているか、休みがちな状態(低下症)か、働きすぎな状態(亢進症)か判断します。

POINT

健康診断で採血する量より
かなり少ない血液量で
測定可能です。

超音波検査では、
甲状腺の形・大きさを調べて
異常の有無を確認します。

POINT

首にあてるだけで痛みを
伴わない検査です。


健診の検査結果
良くなかった場合、
どうしたらいい?

お近くの甲状腺疾患もしくは内分泌治療のできる病院を受診しましょう。
該当する病院がない場合には、かかりつけ医に相談することをおすすめします。

お近くの甲状腺疾患もしくは内分泌治療ができる病院は以下のようなキーワードで調べることができます。


甲状腺の治療は、
どんなことをする?

甲状腺の病気と診断された場合、
症状などにより複数の治療方法があります。

甲状腺ホルモンが
不足している状態
(甲状腺機能低下症)
の治療

例:橋本病

甲状腺ホルモン剤を内服します。

お薬

甲状腺ホルモン剤を服用し、不足している甲状腺ホルモンを補います。

甲状腺ホルモンが
多すぎる状態
(甲状腺機能亢進症)
の治療

例:バセドウ病

服薬治療が基本となりますが、病状によりほかの治療方法が選択される場合もあります。

  • アイソトープ
    (放射性ヨウ素)
    治療

    アイソトープが入ったカプセルを内服し、甲状腺ホルモンの分泌量を減らします。

  • お薬

    抗甲状腺製剤(甲状腺ホルモンの合成を抑えるお薬)を使って、甲状腺ホルモンの合成と分泌を抑えます。

  • 手術

    甲状腺の一部または全部を取り除きます。
    術後に甲状腺ホルモンを補うお薬の服用が必要となる場合もあります。

What’s 甲状腺? チェッカー

CHECK.01

甲状腺はのどぼとけの下にあって、甲状腺ホルモンを分泌することで、
新陳代謝を促進させ、「脈拍数」「体温」「自律神経」などの働きを
調整しているとっても大切な臓器である。

CHECK.02

甲状腺ホルモンは、たくさん分泌されても困らないが、
少ない場合はからだに様々な症状を引き起こす。

CHECK.03

甲状腺検査では、簡単な採血で甲状腺ホルモンの量を測定し、
その値から甲状腺の働きが正常かどうかを検査する。

CHECK.04

甲状腺ホルモンが不足している場合は、甲状腺ホルモン剤を内服することで、
不足しているホルモンを補うことができる。

CHECK.05

甲状腺機能低下症になると、「汗かきになった」「イライラする」
「ドキドキする」など活動的な症状が現れることが多い。

CHECK.06

甲状腺の病気の症状は多岐にわたるので、
ほかの病気と間違われやすい。

日本甲状腺学会認定専門医

山内クリニック 
理事長 山内泰介先生

埼玉県さいたま市で甲状腺専門クリニックを開業。
著書には「オンナたちの甲状腺」「ボクは甲状腺」「症例解説でよくわかる甲状腺の病気」「若葉香る」(いずれも現代書林)など多数。

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