産後について
知っておきたいこと

妊娠を経て出産を終えたばかりのママのカラダには、
大きな変化が起きています。
妊娠前の状態に戻るには、およそ6~8週間かかり、
その期間は「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれます。
産褥期には、個人差があるものの、産前にはみられなかった
多くの不調やさまざまな症状があらわれることがあります。
今回は、産褥期をできるかぎり健康に過ごすために
知っていただきたいことをまとめました。

必ず受けたい産後健診

出産・退院から約1か月経ったら、必ず「産後健診」を受けるようにしましょう。
最近は1か月を待たずに、出産後2週間頃に「2週間健診」を実施している医療機関も増えています。
産後健診では、赤ちゃんの体重測定や授乳・育児状況の確認、さらにお母さんの子宮や腟などの回復をみるための内診、血圧測定、尿検査、体重測定、母乳の出具合の確認などが行われます。
妊娠中に貧血になってしまった方は、貧血の検査も受けると良いでしょう。
また、メンタルヘルスのチェックを行う場合もあります。
ママにとっては心身ともに疲れがたまりやすく、不安や悩みも増える時期です。
産後の過ごし方や育児について、気になることがあったら医師や助産師、看護師に相談してみましょう。

産後健診は、ママが日常生活を元に戻す目安になる大切なものです。
任意の健診ではありますが、自治体によっては助成金が出たり、出産費用の一部に含まれている場合もあります。
あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

このような症状がある場合は、
健診を待たずにすぐ病院へ!

  • 赤い悪露が2週間以上続く
  • 悪露に不快なにおいがある
  • 尿が近くて排尿時に痛む
  • 高熱がある
  • 乳房に痛みがあり、しこりがある
  • めまい、息切れ、動悸がする
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