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医学用語の解説
甲状腺とは
甲状腺は、のどぼとけのすぐ下あたりにあり、蝶のような形をしています。
正常な場合は、頸部を触ってもわかりません。
甲状腺のはたらきとその調節
甲状腺は、脳の下垂体で作られる甲状腺刺激ホルモン(TSH)の命令を受けて、食物(海草類に多い)に含まれるヨウ素を原料に、甲状腺ホルモンを作っています。甲状腺ホルモンは血液の中に送りこまれ、全身の細胞の新陳代謝を活発にするという重要な働きがあります。
TSH(甲状腺刺激ホルモン)
脳下垂体から甲状腺に対して出ているホルモンです。甲状腺ホルモンが不足していれば、TSHの分泌が増え、過剰であればTSHの分泌が低下します。
FT4 、FT3
血液中に遊離している甲状腺ホルモンです。この値を調べることで、甲状腺ホルモンの過不足がわかります。
顆粒球
白血球の種類の1つで、好中球と好酸球、好塩基球の総称。白血球は、外部から体内に侵入した異物を排除する役割があり、白血球が少なくなると、細菌に感染しやすくなります。
なかでも、白血球全体の約45%~75%を占める好中球が異物排除の中心的な役割を担っています。
- 基準値:
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- 白血球(WBC)
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- 男性:3900~9800(個/µL)
- 女性:3500~9100(個/µL)
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- 白血球百分率(白血球に占める好中球の割合)
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- 25%~72%(1800~7500個/µL)
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自己免疫疾患
人間の身体には、細菌やウイルスなどの外敵から身を守るために免疫という防御機構が備わっています。その免疫がうまく働かないことが原因で起こる疾患を、自己免疫疾患と呼びます。
抗体
生体内に細菌やウイルスなどの外部から異物(抗原)が浸入した時に生成されます。その抗原に対してのみ反応する蛋白質のことです。