
男性が頻尿になる原因は?
尿意・残尿感の治し方
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#テストステロン #男性ホルモン
頻尿は多くの方にとって生活の質を低下させる不快な症状です。夜中に何度も起きることで睡眠の質が低下し、日中の活動に支障をきたすこともあります。
明確な定義はありませんが、1日8回以上の排尿がある場合や、排尿のため夜中に1回以上起きる場合は頻尿の可能性があります。
頻尿の原因はさまざまですが、腎臓疾患や糖尿病が隠れている場合もありますので、早めに医療機関で診察を受けることが大切です。
この記事では、男性の頻尿の原因や改善方法について解説します。原因や対処法を知り、快適な日常生活を取り戻しましょう。
※ 本記事はあすか製薬グループの編集ポリシー及び運営体制による校閲テストをクリアして公開されています。
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男性の頻尿の原因となる病気と治療法

男性の頻尿を引き起こす病気として以下が考えられます。
- 過活動ぼうこう
- 残尿量の増加
- 多尿
- 尿路感染症
- 薬剤性排尿障害
- 心因性頻尿
それぞれの原因や治療法について詳しくみていきましょう。
過活動ぼうこう

過活動ぼうこうは、ぼうこうの筋肉が過剰に収縮して頻繁に尿意を感じる状態です。
過活動ぼうこうの原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
- 神経の異常
- 骨盤底筋の筋力低下
- 加齢
- アルコールやカフェインの摂りすぎ
- 自律神経の乱れ
など
過活動ぼうこうの治療では、ぼうこう訓練や骨盤底筋体操などの行動療法、抗コリン薬やβ3刺激薬などによる薬物療法が推奨されています。
※参考:日本排尿機能学会/日本排機能学会本泌科学会|夜間頻尿 診療ガイドライン
残尿量の増加

一度の排尿で尿が十分に排出されず、ぼうこうに尿が残ってしまうことも頻尿の原因です。
尿が残ってしまう原因としては、以下が考えられます。
- 前立腺肥大症による尿道の圧迫
- 前立腺炎・尿道炎による尿道の圧迫や痛み
- 神経系の障害や疾患
など
治療法はその原因によって異なります。
たとえば、前立腺肥大症が原因となっている場合、薬物療法により前立腺を縮小させ、尿の通り道を拡げることを目指します。
自分で原因を特定するのは困難なので、症状が気になる場合は早めに医師に相談することが大切です。
多尿
多尿は1日に排出する尿が異常に多くなる状態です。
健常な成人の尿量は1日1~1.5リットルと言われており、尿量が1日3リットル以上になると多尿と診断されます。
※参考:日本排尿機能学会/日本排機能学会本泌科学会|夜間頻尿 診療ガイドライン
1日8〜10回以上トイレに行く方は、1日の尿量が3リットルを超えており、多尿に該当する可能性があります。
多尿の原因はさまざまですが、水分やアルコールの過剰摂取がないにもかかわらず多尿の症状がある場合は、腎臓疾患が疑われます。
腎臓の機能が低下すると、尿の濃縮力が低下して多尿となるのです。
その他にも糖尿病やミネラルの異常(高カルシウム血症、低カリウム血症)などが多尿の原因となります。
多尿の治療法は原因によって異なりますので、多尿の症状がある場合は必ず医師の診断と指導を受けることが大切です。
尿路感染症

尿路感染症は尿路(尿道、ぼうこう、尿管など)が細菌やウイルスに感染し、炎症を起こしている状態です。
ぼうこう炎や尿道炎が代表例で、頻尿を伴う場合があります。その他には、ぼうこうの圧迫感や排尿時の痛み、尿意切迫感などの症状が現れます。
尿路感染症の主な治療法は抗生物質による薬物療法です。
また、排尿は細菌の排出を助けるため、尿路感染症によって頻尿が伴っている場合でも、尿意を我慢すべきではありません。
薬剤性排尿障害

薬剤性排尿障害とは、特定の薬剤の使用が原因で引き起こされる排尿障害(多尿・頻尿など)のことです。
とくに自律神経系や平滑筋に作用する薬が、排尿障害を起こしやすいと言われています。
排尿障害が報告されている主な薬剤は、以下のとおりです。
- アルツハイマー型認知症治療薬
- 前立腺肥大症治療薬
- 降圧薬
- 狭心症治療薬
- 抗悪性腫瘍薬
- 抗アレルギー薬
- 気管支拡張薬
- 抗ヒスタミン薬
- 三環系抗うつ薬
- 抗パーキンソン薬
- 抗精神病薬
- クラスI群抗不整脈薬
- 鎮痙薬
- 消化性潰瘍治療薬
- 麻薬性・非麻薬性鎮痛薬
- 頻尿・尿失禁治療薬
※参考:一般社団法人 北海道医師会|薬剤性排尿障害 – Q: 排尿障害を起こす薬にはどんなものがありますか?
薬の種類や用量を変更することで症状が改善する場合もありますが、自己判断で薬の種類や用量を変更すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
薬剤性排尿障害が疑われる場合、自己判断せずに医師に相談することが大切です。
心因性頻尿

心因性頻尿は不安やストレスなどの心理的要因によって起こる頻尿です。
不安やストレスによる自律神経の乱れが主な原因と考えられています。
自律神経は体内のさまざまな機能を制御する神経系で、交感神経と副交感神経の2つの部分から成り立っており、排尿のコントロールにも重要な役割を果たしています。
たとえば、排尿時は副交感神経が優位な状態で、ぼうこう内圧が尿道内圧より高くなります。
逆に蓄尿時は交感神経が優位の状態で、ぼうこう内圧が尿道内圧より低く保たれているのです。
※参考:薬剤性排尿障害 – Q: 排尿障害を起こす薬にはどんなものがありますか?
自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかなくなると、排尿もコントロールできなくなる可能性があります。
心因性頻尿の治療には、原因となるストレスや不安を取り除き、自律神経のバランスを整えることが大切です。
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頻尿の原因の一つとして、男性更年期障害(LOH)が考えられます。
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治療以外で男性の頻尿を改善する方法

以下の方法を試みることで頻尿を改善できる場合があります。
- 飲水量を調節する
- 骨盤底筋体操を行う
- トイレの時間を延ばす訓練を行う
- ストレスや不安を軽減する
それぞれ、詳しくみていきましょう。
飲水量を調節する

頻尿を改善するには、日々の飲水量を調整することが大切です。
飲水量の調整(飲水指導)は「夜間頻尿ガイドライン」においても行動療法として推奨されています。
1日の飲水量の目安は体重の2~2.5%です。体重70kgの男性の場合、1日1.4~1.8リットル程度の飲水量を保つとよいでしょう。
飲水量の調整に加え、夕食以降のカフェインやアルコールを控えることで、夜間の排尿回数が平均1回〜1.5回減少すると言われています。
骨盤底筋体操を行う
骨盤底筋体操は、頻尿をはじめ排尿障害の改善に役立つとされている運動です。行動療法のひとつで、「夜間頻尿ガイドライン」においても推奨されています。
骨盤底筋は骨盤の底部に位置する筋肉群で、尿道やぼうこうをサポートし、尿の制御に関与しています。
骨盤底筋体操のやり方は以下のとおりです。
<骨盤底筋体操のやり方>
- 仰向けに寝て膝を曲げ、両足を肩幅に開く
- おしっこを我慢するイメージで、肛門をおなか側に引き上げるように締める
- 締めたまま5秒間キープする
- ゆっくり緩める
- 2~4を1回10セット、1日数回を目安に繰り返す
トイレの時間を延ばす訓練を行う

トイレの時間を延ばす訓練(ぼうこう訓練)は、頻尿の症状を軽減するのに役立ちます。
ぼうこう訓練は尿意を感じた際にすぐに排尿を行わず、時間を徐々に延ばしていくことで、ぼうこうの収容能力を改善する訓練です。
過活動ぼうこうに対する行動療法として「夜間頻尿ガイドライン」で推奨されています。
ぼうこう訓練のやり方は以下のとおりです。
<ぼうこう訓練のやり方>
- 尿意を感じたとき、5分間程度トイレに行くことを我慢する
- 5分間我慢できるようになったら、10分、15分と時間を延ばしていく
- 最終的には、排尿から排尿の間隔が2~3時間得られるようにする
訓練を継続することで尿意を我慢できる時間が長くなり、トイレの頻度減少が期待できます。
ただし、無理な我慢はぼうこうに負担をかけることになるので、できる範囲で少しずつ行っていきましょう。
ストレスや不安を軽減する

ストレスや不安を軽減することは、男性の頻尿改善に役立ちます。
ストレスや不安が高まると交感神経が刺激され、頻尿が悪化する原因となるからです。
以下のような方法を取り入れ、ストレスや不安を軽減しましょう。
- リラクゼーション法(深呼吸や瞑想、ヨガなど)を実践する
- 運動をする
- 趣味や娯楽活動に没頭する
- 十分な睡眠時間を確保する
- 友人や家族と交流する
- 医師や心理カウンセラーに相談する
これらの方法を、複数組み合わせて取り組むとより効果的です。
男性の頻尿についてよくある質問

男性の頻尿についてよくある質問をまとめました。
Q.1時間に1回トイレに行きたくなるのは頻尿ですか?
1時間毎にトイレに行きたくなる場合は頻尿の可能性が高いと言えるでしょう。
排尿の間隔は個人差や飲水状況によっても異なるため一概には言えませんが、2~3時間に1回が正常とされています。
Q.夜だけ頻尿になる原因は何ですか?
夜だけ頻尿(夜間多尿)になる原因は以下が考えられます。
- 過剰な水分摂取
- 水分の多い夕食
- 寝酒の習慣
- 高血圧
- 特定の薬剤
- 睡眠時無呼吸症候群
Q.20代特有の頻尿の原因はありますか?
20代特有の頻尿の原因はありません。
ただし、前立腺肥大症は一般に30代以降からみられるため、頻尿の原因としては前立腺肥大症以外の可能性が高いと言えます。
Q.40〜50代以降で特有の頻尿の原因はありますか?
特有の頻尿の原因はありませんが、「前立腺肥大症」によって頻尿になるリスクは加齢とともに増加します。
Q.頻尿は筋トレで改善できますか?
骨盤底筋体操やスクワットなど、下半身の運動により改善できる場合があります。
骨盤底筋は尿道周辺の筋肉で、排尿をサポートする働きがあります。
Q.水分をとるとすぐに尿が出てしまうのは病気ですか?
頻度や量が異常に多くなければ、病気ではありません。ぼうこうに溜められた余分な水分は、一定の量がたまった時点で排泄される仕組みとなっています。
ただし、頻繁にトイレに行きたくなる場合や、尿の量が異常に多い場合には、病気の可能性があるため医師に相談することが大切です。
Q.水分をとっていないのにトレイが近くなるのは病気ですか?
糖尿病や腎臓疾患などによる多尿の可能性があります。早めに医師に相談して適切な診断と治療を受けることが大切です。
Q.頻尿に効く市販薬や漢方薬はありますか?
以下の市販漢方薬は頻尿に効果があるとされています。
- 甘草乾姜湯
- 杞菊地黄丸
- 牛車腎気丸
- 五淋散
- 小建中湯
- 清心蓮子飲
- 知柏地黄丸
- 猪苓湯
- 猪苓湯合四物湯
- 八味地黄丸
- 味麦地黄丸
- 竜胆瀉肝湯
- 六味丸(六味地黄丸)
Q.尿意があるのに尿が出ないのは病気ですか?
長期間続く場合や頻繁に起こる場合は、以下の病気の可能性があります。
- 過活動ぼうこう
- 尿路結石
- 前立腺肥大症
- 尿路感染症
- 神経障害
Q.残尿感をすぐに解消できる方法はありますか?
まずはトイレに行って排尿を試みましょう。リラックスした状態でトイレに座ることが大切です。排尿が難しい場合は、水分を多めにとって排尿を促しましょう。
入浴もおすすめです。下腹部を温めることで血流が良くなり、排尿が促進される場合があります。
頻尿が長期間続く場合は医療機関へ

男性の頻尿の原因は、加齢による前立腺肥大や薬の副作用、精神的なストレスなど人によってさまざまです。
そのため、原因に応じた対処が必要となります。
日常生活で実践できる行動療法として、飲水量の調節や骨盤底筋体操などがありますが、病気の症状として頻尿が現れている場合は、原因となる病気の治療が必要です。
とくに多尿を伴う頻尿は、腎臓疾患や糖尿病が隠れている場合もありますので、早めに医療機関で診察を受けることをおすすめします。
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