手が震えるのはストレスが原因?潜む病気や震えの止め方について解説

手が震えるのはストレスが原因?
潜む病気や震えの止め方

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手や身体が震える現象にはさまざまな原因が考えられますが、ストレスによる自律神経の乱れが大きく関係している可能性があります。

また、持続的な震えがある場合は一時的なストレスではなく、病気の兆候として注意が必要です。

この記事では、手の震えとストレスの関係や、震えの止め方について詳しく解説していきます。

最後まで読めば、なぜ手の震えが起こるのか、次に震えが起きたときにどう対処すべきかがわかるでしょう。

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みんなのホルモン研究所

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手が震えるのはストレス?自律神経の乱れが大きく影響

ストレスにより自律神経系が活性化し、アドレナリンの分泌が増加することがあります。
このアドレナリンの過剰分泌によって筋肉が緊張し、手が震えることがあります。

さらに、ストレスは睡眠不足を引き起こすこともあり、これが手の震えの原因になることもあります。

睡眠不足は体の休息と修復を妨げ、筋肉の緊張を引き起こします。
また、神経伝達物質のバランスが崩れると、手の震えのような神経系の症状を引き起こす可能性もあります。

交感神経と副交感神経

たとえば、試験前や大事なプレゼンテーションの前などの緊張が高まる状況で、手の震えを経験した方は多いのではないでしょうか。

これは交感神経が過剰に働くことで心拍数や血圧が上昇し、筋肉の緊張が起こるからです。このように、手の震えは一時的なストレス反応として現れることがあります。

ただし、手の震えが収まらず日常生活に支障をきたす場合は、難病や深刻な健康問題のサインの可能性もあるため、早めに医師へ相談することが大切です。

ストレスホルモン量検査キットでストレスレベルをチェックしよう

ストレスホルモン量検査キット

手の震えが頻繁に起こる方は、過剰なストレスによって自律神経が乱れているのかもしれません。

あすか製薬メディカルでは、髪の毛※1もしくは爪※2からストレスを見える化できる「ストレスホルモン量検査キット」を開発しました。

ストレスホルモン量検査キットは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一種「コルチゾール」の量を測定できるキットです。

慢性的なストレスを感じると、コルチゾールの分泌も同じく増加します。

コルチゾール濃度が高くなると、不眠、免疫力の低下、脳を傷つけるなど心身に不調をきたすおそれがあるので、日々の健康管理のためには、ご自分のコルチゾール濃度を把握することが重要です。

使い方は簡単3ステップ!

  • 髪の毛※1もしくは爪※2をカットする
  • カットした検体を袋に入れる
  • ポストへ投函したら完了!あとは結果を待つだけ

3分ほどで完了します。

結果レポートでは下記のことがわかります。

  • ストレスホルモン「コルチゾール」の数値
  • ストレスレベルを4段階で評価
  • 改善点やアドバイス

自身のストレスが気になる方は、ぜひ「ストレスホルモン量検査キット」でストレスレベルをチェックしてみてください。※3

※1 3cm以上の後頭部の毛髪を10本以上。長さが足りない場合は15本以上カットしてください。
※2 1週間程度伸ばした両手の親指の爪。ネイルをされている場合は、ネイルオフしていただく必要があります。
※3 分析結果は医師による診断のような医療行為ではないため、医師の診断を代替して使用することはできません。ストレスによる疾病が疑われる方は、必ず医師の診断を優先させてください。

ストレス以外の手が震える原因は?難病の可能性も

手の震えはストレス以外にも以下のような原因が考えられます。

  • 生理的振戦(寒さや緊張などへの反応)
  • 本態性振戦
  • 特定の病気(パーキンソン病や甲状腺機能亢進症など)
  • バセドウ病
  • アルコール依存症
  • 薬物の副作用
  • 低血糖

それぞれ、詳しくみていきましょう。

生理的振戦(寒さや緊張などへの反応)

生理的振戦は緊張したときや寒いとき、発熱したときなどに起こる震えのことです。誰にでも起こる自然な反応であり、震えそのものは病気ではありません

※参考:MSDマニュアル|振戦

たとえば、人は寒さを感じると体温を維持するために、筋肉を振動させて体温を上げようとします。これにより手足の震えが生じるのです。

また、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかった際の「悪寒(寒くもないのに身体が震える症状)」も生理的振戦のひとつです。

悪寒は体温を上昇させることで、体内に侵入してきた病原体を増殖させないようにする防御反応と考えられています。

本態性振戦

本態性振戦は、成人に多く見られる、遺伝的要素を持つ病気です。

年齢と共に発症率が高まりますが、明確な原因は不明です。
交感神経の異常が関与していると考えられています。

特徴的な症状は、手や指の規則的な震えで、これはパーキンソン病と似ていますが、本態性振戦では震え以外の症状は見られません。

本態性振戦の存在は、脳血管の動脈硬化や老人性萎縮との関連が指摘されています。

特定の病気 | パーキンソン病や甲状腺機能亢進症(バセドウ病)など

手の震えは特定の病気に関連して生じる場合があります。

手の震えを主症状とする病気は、パーキンソン病と甲状腺機能亢進症(バセドウ病)が代表的です。

手の震えを引き起こす病気 説明
パーキンソン病 脳のドーパミンの減少によって引き起こされる進行性の疾患。
主な症状は安静時振戦、筋強剛(筋固縮)、無動・寡動、姿勢反射障害の4つ。
甲状腺機能亢進症 甲状腺ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる代謝異常の疾患。
神経系にも影響を与え、手の震えが生じることがある。

※参考:MSDマニュアル|パーキンソン病
※参考:MSDマニュアル|甲状腺機能亢進症

なお、上記のような明らかな原因と考えられる病気が存在せず、手や身体の震え以外に異常がない状態は「本態性振戦」と呼ばれます。

本態性振戦の原因は不明ですが、家族歴が多く見られることから遺伝が関係していると言われています。

※参考:日本神経治療学会|本態性振戦

アルコール依存症

アルコール依存症の方がアルコールを摂取しない状態になると、離脱症状として手の震えが生じることがあります。

※参考:依存症対策全国センター|アルコール依存症の症状とサイン

アルコールには脳の神経系を鎮静させる作用があり、突然アルコールを控えることによって神経系のバランスが乱れると、手の震えが現れるのです。

アルコール依存症は深刻な問題です。断酒を行う際には、離脱症状を軽減するためにも医療機関のサポートを受けることをおすすめします。

薬物の副作用

一部の薬物は、副作用によって手の震えを引き起こすことがあります。

これは薬物が神経伝達物質のバランスを変えたり、特定の脳領域に影響を及ぼしたりすることによるものです。

代表的な例として、以下の薬物は手の震えを引き起こす副作用が報告されています

  • 抗精神病薬
  • 抗てんかん薬
  • 抗うつ薬
  • 気管支拡張薬

薬の副作用による手の震えが気になる場合は、かかりつけの医師に相談しましょう。

低血糖

低血糖(血糖値が異常に低い状態)は、手の震えを引き起こす可能性があります。

血糖値が異常に低下すると脳のエネルギーが不足し、神経系に影響を与えるからです。

※参考:糖尿病情報センター|低血糖

たとえば、糖尿病の方がインスリンを注入した際に血糖値が急激に低下し、手の震えが生じることがあります。

糖尿病の方は血糖値をしっかり管理し、低血糖を防ぐための食事やインスリン投与を適切に行うことが重要です。

手の震えには「動作時」と「安静時」の2種類ある

手の震えは医学的には「振戦」と呼ばれ、おおきく分けて「動作時振戦」と「安静時振戦」の2種類あります。

  • 動作時振戦:身体を動かす・物を持つと手が震える
  • 安静時振戦:じっとしているときに震える

それぞれ、詳しくみていきましょう。

動作時振戦|身体を動かす・物を持つと手が震える

動作時振戦は身体を動かしたり、物を持ったりしたときに現れる手の震えです。

動作時振戦は大きく以下の3つに分けられ、手の震えの原因を見つける手がかりとなることがあります。

種類 説明
企図振戦 目標物に近づくと強くなる震え
運動時振戦 動作の開始直後から生じる震え
姿勢時振戦 一定の姿勢で起こる震え

※参考:MSDマニュアル|振戦

たとえば、企図振戦は小脳の病気が隠れている場合があります。原因不明の手の震えが長く続く場合は早めに医師の診察を受け、適切な処置を受けることが大切です。

安静時振戦|じっとしているときに震える

安静時振戦は、完全にリラックスした状態で手や他の部位が震える症状です。

薬剤による副作用も考えられますが、薬剤による副作用以外で起こる安静時振戦は「パーキンソン病」が疑われます

パーキンソン病は脳のドーパミンという神経伝達物質が減少することで、運動制御に関する障害が生じる疾患です。

ドーパミンには運動の正確性を保つ役割があり、パーキンソン病を発症すると以下のような症状が現れます。

  • 安静時振戦:リラックスした状態での手や指の震え
  • 筋固縮:筋肉がこわばる
  • 無道・寡動:動きが鈍くなる
  • 姿勢反射障害:身体のバランスがとりにくく転倒しやすくなる

参考:一般社団法人 日本神経学会|(疾患・用語編) パーキンソン病

パーキンソン病は現時点では完治できない難病であり、治療では主に症状の軽減と生活の改善を目指します。

手の震えが起きたらまずは深呼吸を

手の震えが起きた際は深呼吸をすることで、一時的に手の震えを鎮められる場合があります。

深呼吸には自律神経のバランスを整え、リラックスを促す効果があるからです。

また、深呼吸によって酸素を多く取り入れることで脳にも良い影響を及ぼすため、手の震えを鎮めるのに役立つと考えられています。

手の震えが起こったら「4秒かけてゆっくりと息を吸い込み、4秒かけてゆっくりと息を吐き出す」を意識しましょう。

ただし、深呼吸だけでは根本的な原因の解消にはつながらないため、持続的な手の震えがある場合は医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

手の震えが起こらないようにするには?ストレスや緊張を軽減することが大切

手の震えが起こらないようにするには、以下のことを実践しましょう。

  • ストレスを軽減する
  • 緊張しないように訓練しておく
  • 十分な睡眠時間を確保する
  • カフェインやアルコールを制限する
  • 医療機関で治療を受ける

それぞれ、詳しく解説していきます。

ストレスを軽減する

ストレスを減らすことは、手の震えの緩和や予防につながります。

ストレスが続くと交感神経が優位になり、手の震えを含む身体の不調が増加すると考えられているからです。

ストレスを軽減するための方法としては、以下のようなものがあります。

  • ヨガや瞑想、深呼吸などのリラックス法を取り入れる
  • 適度な運動を行う
  • 趣味や興味のあることに熱中する

現代社会においてストレスを一切溜めないことは難しいですが、少しでも軽減できるよう努めましょう。

緊張しないように訓練しておく

緊張しないよう十分訓練しておくことは、手の震えを予防する上で効果的です。

緊張を感じると交感神経が活性化し、心拍数が上がったり呼吸が浅くなったりするため、手の震えが起こりやすくなります。

とくに試験前や大事なプレゼンテーションの前など、緊張しやすいイベントでは事前にしっかりと準備しておくことが大切です。

しっかりと練習や準備をしておくことで自信が高まり、本番の不安や緊張を軽減できます

十分な睡眠時間を確保する

手の震えを防ぐためには、十分な睡眠時間を確保することが重要です。

睡眠不足は自律神経の乱れやストレスを増加させ、手の震えを引き起こす要因となるからです。

必要な睡眠時間には個人差がありますが、6〜8時間程度は確保するよう心がけましょう

※参考:厚生労働省|健康づくりのための睡眠指針 2014

良質な睡眠を確保するために、快適な寝室環境に整備したり、入浴や読書などで心身をリラックスさせたりすることもおすすめです。

カフェインやアルコールを制限する

手の震えを防ぐためには、カフェインやアルコールの摂取を制限することが重要です。

カフェインやアルコールは交感神経の活性化を引き起こし、手の震えの原因となることがあります。

とくに夕方以降のカフェイン摂取は、睡眠の質にも悪影響を及ぼす可能性があるため控えるようにしましょう。

アルコールも同様に適度な量を心掛けることが大切です。厚生労働省によると「節度ある適度な飲酒」は純アルコール換算で1日20g程度とされています。

お酒ごとの摂取目安量は以下のとおりです。

お酒の種類(アルコール度数) 1日の摂取量の目安
ビール(5%) 500ml(ロング缶or中瓶1本)
焼酎(25%) 100ml(グラス1/2杯)
ワイン(12%) 200ml(グラス2杯弱)
ウイスキー(43%) 60ml(ダブル1杯)

※参考:厚生労働省|アルコール

摂取量をコントロールし、自律神経のバランスを保つことで手の震えの軽減が期待できます。

医療機関で治療を受ける

手の震えが持続している場合や日常生活に支障をきたしている場合は、まず医療機関で治療を受けることが重要です。

手の震えの原因はさまざまであり、パーキンソン病や甲状腺機能亢進症などの病気が潜んでいる可能性もあります。

手の震えに対しては、主に以下のような治療方法があります。

治療方法 説明
薬物療法 交感神経遮断薬(アロチノロール)や抗てんかん薬、抗不安薬などを服用する。
リハビリテーション 運動療法を通じて筋力や運動能力を改善し、手の震えを軽減する。
定位脳手術 脳の特定の領域に電極を挿入し、電気刺激を与えることで手の震えを軽減する。
MRガイド下集束超音波治療
(FUS)
頭蓋骨を貫通する超音波により、脳のターゲット部位を熱凝固させ治療する。

医師の指導を仰ぎ、適切な治療法を選択することが大切です。

手の震えに関するよくある質問

手の震えについてよくある質問をまとめました。

 

Q.10代・20代で手が震えるのは病気ですか?

必ずしも病気とは限りません。手の震えは一時的な緊張やストレス、発熱などによって起こることがあります。

ただし、症状が持続する場合や日常生活に支障をきたす場合には、病気の可能性があるため医師に相談することをおすすめします。

 

Q.寒くないのに身体が震えるのはストレスが原因ですか?

疲労やストレスが原因で、自律神経が乱れている可能性があります

ストレスを感じると交感神経が優位になり、心拍数が上がったり、筋肉が緊張したりすることで、身体の震えが起こることがあります。

 

Q.手の震えは何科を受診すべきですか?

手の震えの原因により異なります。発熱を伴う震えは内科、原因不明の場合は神経内科や脳神経外科を受診するのが一般的です。

Q手の震えが止まらない場合はどうしたら良いですか?

手の震えが止まらない場合は、病気の可能性も考慮して、医療機関に相談することが重要です。

震えの原因によって治療も異なるため、特に、震えが日常生活に影響を及ぼす場合は、早めの受診が勧められます。

Q足が震えるのもストレスが原因ですか?

足が震える症状はストレスが原因となっていることもありますが、それ以外にも多くの病気が原因となる可能性があります。
例えば、鉄欠乏性貧血、うつ病、脳梗塞、本能性振戦、パーキンソン病、低血糖症、甲状腺機能亢進症などが考えられます。

これらの病気は、脳神経外科、内分泌内科、心療内科、精神科などを受診し、検査や治療を行うことがあります。
足の震えが気になる場合は、足の震えの他にも症状がないか確認をして、適切な医療機関を受診しましょう。

手の震えが続く場合は医療機関へ

多くの方が一時的な緊張やストレスによる手の震えを経験します。

一時的な手の震えに対しては、深呼吸をはじめとしたリラックス法やストレス解消を試すとよいでしょう。

ただし、手の震えにはパーキンソン病、甲状腺機能亢進症などの病気が関与していることもあります。

手の震えが持続している場合や日常生活に支障をきたしている場合は、自己判断をせずに早めに医療機関を受診することが重要です。

 

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