ストレスは耳鳴りの原因になる?キーンと鳴り響く音の止め方・治し方

ストレスは耳鳴りの原因?
鳴り響く音の止め方

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ストレスが積み重なると心身に不調が現れますが、耳鳴りもその不調の一つです。

「最近耳鳴りがするようになった」という方は、それは身体からのSOSサインかもしれません。

本記事では、ストレスと耳鳴りの関係や、自分でできる耳鳴りの治し方・対策などについてまとめています。

「耳鳴りがするのはストレスのせい?」と疑っている方は、ぜひ参考にしてください。

※ 本記事はあすか製薬グループの編集ポリシー及び運営体制による校閲テストをクリアして公開されています。

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ストレスは耳鳴りの原因となる可能性がある

過剰なストレスは自律神経を乱し、耳鳴りの原因となる可能性があります。

自律神経とは身体機能をコントロールしている神経のことで、交感神経と副交感神経から成ります。

私たちの身体は、この2つの神経がバランスを取りながら無意識に血圧や心拍数、体温など体内をベストな状態に保っています。

自律神経のはたらき

しかし、この自律神経はストレスの影響を受けやすく、バランスが崩れることが多々あります。

ストレスを抱えていると交感神経が過剰に働き、各器官を正常にコントロールできなくなります。その結果、症状の一つとして耳鳴りが生じるのです。

なお、自律神経が正常に機能しない症状を、自律神経失調症と呼びます。

※参考:厚生労働省 e-ヘルスネット|自律神経失調症

「ホルモン量検査キット」でストレスを見える化

ストレスホルモン量検査キット

耳鳴りの症状が見られる方は、ストレスにより自律神経が乱れているのかもしれません。

対人関係のトラブルや仕事へのプレッシャーなどで、心身ともに疲れ切っていませんか?

頑張り過ぎている方や責任感が強い方は、自分でも気づかぬうちにストレスが溜まっていることでしょう。

あすか製薬メディカルでは、髪の毛※1もしくは爪※2からストレスを見える化できる「ストレスホルモン量検査キット」を開発しました。

ストレスホルモン量検査キットは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一種「コルチゾール」の量を測定できるキットです。

慢性的なストレスを感じると、コルチゾールの分泌も同じく増加します。

コルチゾール濃度が高くなると、不眠、免疫力の低下、脳を傷つけるなど心身に不調をきたすおそれがあるので、日々の健康管理のためには、ご自分のコルチゾール濃度を把握することが重要です。

使い方は簡単3ステップ!

  • 髪の毛※1もしくは爪※2をカットする
  • カットした検体を袋に入れる
  • ポストへ投函したら完了!あとは結果を待つだけ

3分ほどで完了します。

結果レポートでは下記のことがわかります。

  • ストレスホルモン「コルチゾール」の数値
  • ストレスレベルを4段階で評価
  • 改善点やアドバイス

「耳鳴りが定期的に起こる」という方は、ぜひ一度ストレスホルモン量検査キットをお試しください。※3

※1 3cm以上の後頭部の毛髪を10本以上。長さが足りない場合は15本以上カットしてください。
※2 1週間程度伸ばした両手の親指の爪。ネイルをされている場合は、ネイルオフしていただく必要があります。
※3 分析結果は医師による診断のような医療行為ではないため、医師の診断を代替して使用することはできません。ストレスによる疾病が疑われる方は、必ず医師の診断を優先させてください。

ストレスによって引き起こされる病気で耳鳴りがすることも

過剰なストレスは自律神経を乱して身体にさまざまな不調をもたらすだけではなく、以下のような病気の引き金となります。

  1. うつ病
  2. 突発性難聴
  3. メニエール病

これらの病気が原因で耳鳴りが生じることもあるので注意が必要です。

1.うつ病

ストレスによってうつ病になると、うつ病の症状の一つとして耳鳴りが生じる可能性があります。

※参考:厚生労働省 e-ヘルスネット

うつ病は「気持ちが落ち込む」「やる気が出ない」といった精神的な症状が代表的ですが、身体の症状も現れる病気です。

耳鳴りのほかにも、以下のような不調はうつ病の症状の一つとされています。

  • 不眠
  • めまい
  • 倦怠感
  • 吐き気
  • 食欲不振

あくまでこれらは症状の一つです。うつ病の症状は多岐にわたりますが、耳鳴りをはじめ心身にさまざまな不調がある方は、一度かかりつけ医に相談してみるとよいでしょう。

2.突発性難聴

突発性難聴が原因で耳鳴りが起こることもあります。突発性難聴とは、突然耳の聞こえが悪くなる病気です。

※参考:厚生労働省 e-ヘルスネット|突発性難聴について

「耳が詰まった感じがする」「音が二重に聞こえる」などの症状が見られ、 難聴の発生と前後して耳鳴りが生じる場合があります。

発症の原因は明らかになっていませんが、ストレスが関係しているといわれています。

突発性難聴は、耳鳴りだけではなくめまいや吐き気なども合併しやすいので注意が必要です。

3.メニエール病

メニエール病はめまいと耳鳴りを主症状とする疾患です。

参考:日本医師会 健康の森|「ストレスが引き金になるメニエル病とは…」

発症の原因は明らかになっていませんが、過労や心労など、ストレスによって引き起こされるといわれています。

いったん症状が治まったとしても再発しやすく、めまいや耳鳴りを繰り返すのが特徴です。

発作の間隔はさまざまで、頻繁に起こる場合もあれば、何年も無症状の場合もあります。発作を繰り返すうちに慢性的な耳鳴りになることもあるので注意が必要です。

耳鳴りはどんな音がする?どの種類もストレスと関係している可能性あり

聞こえ方には個人差がありますが、耳鳴りには以下のような種類があります。

  • 低音性耳鳴り:「ブーン」「ゴー」「ザー」
  • 高音性耳鳴り:「キーン」「ピー」

あくまで代表的な音として参考にしてください。

低音性耳鳴り:「ブーン」「ゴー」「ザー」

耳が詰まったように感じる低音性耳鳴りは、ストレスや気圧の変化によって起こりやすいといわれています。

以下のような聞こえ方で、冷蔵庫から出るような音やボイラー音、水が流れるような音と例えられることもあります。

  • ブーン
  • ゴー
  • ザー

メニエール病や突発性難聴も、低音性耳鳴りにつながる場合があります。また中耳炎や耳垢塞栓で耳が実際に詰まって起こることもあります。

高音性耳鳴り:「キーン」「ピー」

高音性耳鳴りは、金属音や電子音を想像させる以下のような音が聞こえます。

  • キーン
  • ピー

耳を塞ぐと耳鳴りが大きく聞こえるのが特徴です。

加齢による老人性難聴や、騒音環境に長く居ることによって起こる騒音性難聴などでよく生じるといわれています。

またメニエール病や突発性難聴でも高音が聞こえるケースがあり、ストレスが関連している場合があります。

自分でできる耳鳴りの治し方・対策

耳鳴りは生活習慣の見直しで予防・改善が期待できます。

  1. 十分な休息をとる
  2. ストレスを発散する
  3. 身体・気持ちの緊張をほぐす
  4. 運動や入浴で血流をよくする
  5. 耳鳴りを意識し過ぎない

順番にチェックしていきましょう。

1.十分な休息をとる

ストレスによって自律神経のバランスが乱れて耳鳴りが生じている可能性があるため、十分な休息をとりましょう。

十分な休息をとることで自律神経が整い、耳鳴りの予防・改善が期待できます。

たとえば以下のような休息のとり方がおすすめです。

  • 質の良い睡眠をとる
  • スマホを触らない時間を作る
  • ぼーっとして頭を休める
  • 森林浴など自然に触れる
  • ゆっくりお風呂につかる

身体はもちろん、脳も休ませるよう意識してみてください。たまには自然に癒されるのもよいでしょう。

森林をぼーっと眺めるだけでもリラックス効果が期待でき、実際に都市部より1.5倍も副交感神経が高まるというデータがあります。

※参考:林野丁|保健・レクリエーション機能

2.ストレスを発散する

心身の不調は大きなストレスがなくても、環境の変化や家庭内の出来事など、些細なストレスの積み重ねでも現れるものです。

耳鳴りをはじめとするストレスによる諸症状が現れる前に、ストレスを発散する時間を確保しましょう。

自分なりのストレス発散方法をいくつか持っておくと、忙しい日々の中でも心身を休息モードへと切り替えられます。

たとえば以下のようなストレス解消法があります。

  • 趣味に没頭する
  • 適度に運動する
  • 泣ける映画やドラマを見る
  • 日光浴で自律神経を整える
  • 瞑想で気持ちを落ち着かせる 

涙にはストレスホルモン「コルチゾール」を低下させる作用があるといわれているため、映画やドラマなどで意識的に泣くようにするのもよいでしょう。

※参考:有田秀穂|涙とストレス緩和

3.身体・気持ちの緊張をほぐす

緊張状態が長く続くと、自律神経のバランスが乱れて耳鳴りが生じる可能性があります。

仕事柄、緊張する場面が多い方は、深呼吸やストレッチで一時的な緊張緩和を図りましょう。

とくに深呼吸は、会議中などでもできるのでぜひ試してみてください。

しっかり吐きながら深い呼吸をすることで、副交感神経が優位になり、身体や気持ちの緊張がほぐれます。

4.運動や入浴で血流をよくする

血流が悪いと、内耳の血液循環に障害が起こる可能性が指摘されています。 

内耳の血流が悪くなった結果、突発性難聴につながるとの説も有力とされており、耳鳴りが生じる可能性も否めません。

※参考:国立研究開発法人 科学技術振興機構|内耳への血液循環障害による難聴について

血流の悪さは、耳鳴りだけではなく身体の不調もまねくため、運動や入浴で血流をよくするよう日頃から意識しましょう。

5.耳鳴りを意識し過ぎない

耳鳴りは不快かもしれませんが、気にし過ぎるとそれがストレスになり、症状が悪化する可能性があります。

悪循環に陥らないよう、耳鳴りを意識し過ぎないことも大切です。

適度な音量でBGMを流す、ラジオを聴くなど、耳鳴りから意識を遠ざける工夫も取り入れてみてください。

耳鳴りの治療方法は?まずは耳鼻科で診察を

耳鳴りの治療法は原因によって異なります。 たとえば突発性難聴やメニエール病には、服薬が有効とされています。

※参考:MSDマニュアル|メニエール病

特に何かしらの病気によって耳鳴りが生じている場合は、その病気に対して適切なアプローチをとることが重要です。

耳鳴りの症状でお悩みの方は、まずは耳鼻科に足を運んでみるとよいでしょう。

耳の病気が原因でない場合は、神経内科や脳神経外科などを紹介してもらうことになります。

耳鳴りで病院を受診する目安は?止まらない場合や繰り返す場合は受診を検討

一時的な耳鳴りなら問題ないことが多いですが、以下のような場合は病院を受診しましょう。

  • 1日中耳鳴りがする
  • 1ヶ月以上にわたって耳鳴りを繰り返す 
  • 耳鳴り以外にも症状がある(めまいやふらつきなど)

十分な休息をとって耳鳴りの症状がなくなるのであれば、ストレスからくるものと考えられます。

しかし上記のように不快な耳鳴りが続くようなら、病気が隠れている可能性があります。

不快な耳鳴りが続く場合は、早めに病院を受診するのをおすすめします。

耳鳴りに関するよくある質問

耳鳴りに関するよくある質問をまとめました。

Q.耳鳴りの生じやすさは年齢と関係しますか?

高齢になるほど生じやすくなるといわれています。 

聴力は加齢とともに高音域から徐々に低下し、音が聞こえにくくなってきます。

これを感音難聴といい、耳鳴りは感音難聴のおよそ50%に合併して見られるため、高齢者の場合は耳鳴りが生じやすいとされています。

参考:厚生労働省データベース|高齢者の耳鳴抑圧に関する研究

ただし、20〜30代でも過度なストレスによって生じることもあります。

Q.若者特有の耳鳴りはありますか?

20〜30代の若者に「音響外傷」が急増しているといわれています。音響外傷とは、強大な音にさらされることによって起こる難聴です。

参考:一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会|音響外傷

たとえばイヤホンやヘッドホンを使って「大音量」かつ「長時間」音楽を聴き続けると、音響外傷のリスクが高まります

Q.静かなときだけ耳鳴りがするのですが、病気ですか?

繰り返される場合、病気の可能性も否定できません。一度耳鼻科を受診してみましょう。

ストレスによる耳鳴りは、静かな場所で起きやすいといわれています。一過性の場合もありますが、放置すると難聴に移行する可能性もあるため注意が必要です。

またメニエール病や突発性難聴も静かな場所で耳鳴りが起こります。

Q.キーンとなる耳鳴りを治すツボはありますか?

耳鳴りに効果が期待できるツボは以下のとおりです。

ツボ場所
聴宮(ちょうきゅう)耳の穴付近
翳風(えいふう)耳たぶの裏側
完骨(かんこつ)翳風のすぐ下
中渚(ちゅうしょ)薬指と小指の付け根から、下にあるくぼみ
太(たいけい)くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみ

ツボを押すときは、ゆっくりと円を描くようにやさしくプッシュしましょう。

Q.片耳だけキーンとなる耳鳴りは病気ですか?

前述の突発性難聴やメニエール病は、両耳で生じるケースもあれば、片耳で生じるケースもあります。

片耳・両耳に関わらず、一度早めに病院を受診するのをおすすめします。

Q.疲れが耳鳴りの原因となることもありますか?

身体的なストレスも自律神経のバランスを乱すため、耳鳴りの原因となります。疲れが溜まっている方は、十分な休息をとることを意識しましょう。

Q.耳鳴りに有効な漢方薬はありますか?

以下の漢方薬は、耳鳴りに効果が期待できます。

  • 滋腎通耳湯(じじんつうじとう)
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
  • 苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

※参考:厚生労働省|一般用漢方製剤製造販売承認基準について

まとめ

耳鳴りの症状が見られる方は、自分でも気づかぬうちにストレスを溜め込んでいるのかもしれません。まずは以下の対策を試してみましょう。

  1. 十分な休息をとる
  2. ストレスを発散する
  3. 身体・気持ちの緊張をほぐす
  4. 運動や入浴で血流をよくする
  5. 耳鳴りを意識し過ぎない

ストレスからくるものであれば、生活習慣を見直すことで改善が期待できます。

耳鳴りの症状が続いて不安な場合は、一度病院を受診してみるとよいでしょう。

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