AGA治療の現在と未来|AGA治療はどのように変わるのか AGA治療の現在と未来|AGA治療はどのように変わるのか

AGA治療の現在と未来|AGA治療はどのように変わるのか

2020年4月にオンラインでの初診が解禁され、従来対面ベースであった診療がオンラインでもできるようになったことなど、AGA治療は変わりつつあります。

今回は、22年間※AGA治療を行ってきた歴史と実績を持つDクリニックに、「AGA治療の現在と未来」についてお聞きしました。

Dクリニックは、長きにわたってAGA治療を提供してきただけでなく、頭髪未来予想システムの導入など、先進的な技術も取り入れるクリニックです。

現在のAGA治療ではどのように患者の問題を解決しているのか。また、今後のAGA治療はどのように発展していくのか。AGA治療の進歩の軌跡を詳しく伺います。

※取材時(2021年10月)

現在のAGA治療|AGAクリニックが普及したのはなぜか

Dクリニック取材
みんなのホルモン研究所

今回のテーマは「AGA治療の現在と未来」です。よろしくお願いします。
まず、現在のAGA治療についてお聞きしたいのですが、数年前のAGA治療と比べて、現在の治療はどのような点が変わったように感じますか?

数年前との違いでいえば、使用できる治療薬が増えたことですね。それまでの治療薬は加齢に伴う薄毛にはあまり効きませんでした。ですが近年、より薄毛の進行を抑えられる薬が認可されたことで効果的な治療に役立っています。

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みんなのホルモン研究所

数年前より治療による効果が向上したということですね。次に来院される患者様の変化についてもお聞かせください。数年前と比べたときに来院される患者数は増えているように感じますか?

長期的に患者数は増加しています。

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それはなぜでしょうか?

ひと昔前は「薄毛が治療できる」と聞いても信用できない人も多くいました。しかし、近年広告などでAGAクリニックの認知が広がったことによって、薄毛の進行を止めたいと行動する患者様が増えたのだと考えています。

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来院される患者様はどのような方が多いのでしょうか?

様々な方がいらっしゃいます。
一番多いのは30〜40代ですが、10代や保護者の方と来院される高校生の方もいらっしゃいますし、いつまでも若々しくいたいと考えて、治療を受けに来られる60、70代の方もいます。

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患者数が増えているだけでなく、来院される患者様の幅も広がっているのですね。

はい、その通りです。

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このように需要が高まっていることもあり、AGAクリニックも数多く見られるようになりました。今はさまざまなAGAクリニックが選べるようになっていますが、そもそも各クリニックにはどのような違いがあるのでしょうか?

基本的にAGAを専門に扱うクリニックは、似たような薬物療法をされているところが多いです。ただ、扱う薬剤の種類や最適な処方量などの選定は、各院の経験値やデータなどから判断しておりますので、違いが出るとしたら処方になると思われます。
最近では、対面・オンラインなど、診療形態も院ごとの違いといえます。

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例えばAGA治療が初めてで何も知らない場合、どのようなクリニックを選んで相談に行けばよいのでしょうか?

初めてのAGA治療を考える場合でしたら、まずは対面で診てくれるクリニックをおすすめします。オンライン診療ではWebカメラ越しに症状が見えづらいこともあり、正しく状態を確認してもらえない恐れがあるためです。
また、AGAは皮膚科でも受診可能ですが、知見の多い薄毛専門の医療機関を選ぶのがよいでしょう。

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まずは対面でしっかり診てもらうことが大事なのですね。
次に現在のAGA治療でできることを聞かせてください。AGAクリニックが提供する治療では、何割くらいの患者様が発毛効果を実感されるのでしょうか?

そうですね。80%くらいの患者様が効果を実感されています。

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残りの20%の患者様には、治療の効果は見られないのでしょうか。

20%の患者様にはさまざまなケースがあります。効果は出ているにも関わらず実感のない方が多いです。

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また、他院からの乗り換えられた方ですでに治療の効果が出ている方、治療の必要がなさそうなのに不安で来院される方、あまりにも薄毛が進行してしまっている方などには効果が出にくい可能性もあります。

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効果を実感されていない人にはどのように向き合っていますか?

幸い実際に治療効果が出ている方であれば、時系列ごとの記録写真をお見せすることで安心してもらえることも多いです。
根底にあるのは薄毛への不安感かと思いますので、客観的事実を見比べてもらうと効果に納得されます。

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また、残念ながら効果が見られない方であれば、治療の中断や治療法を変えることなどを提案します。

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なるほど。常に相手の気持ちを考えた最善の選択を提供しているのですね。

AGA治療薬・治療法の選び方|医師が提案する適切な治療の見極め方とは

Dクリニック取材
みんなのホルモン研究所

次にお話を伺いたいのは「治療薬・治療法の選び方」についてです。AGAクリニックには、内服薬・外用薬・外科治療などさまざまな治療法がありますが、私たちはどのように自分に合った治療を選べばいいのでしょうか。

AGA治療の目的を理解して選んでもらうべきでしょう。最終的な判断をされるのは患者様です。私たちも患者様の目的を理解して、最適な治療プランを提案しています。
そのため、最初に来院された際の無料カウンセリングなどでは、相手が何のために治療をしたいのかを丁寧にヒアリングする必要があります。

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最初に行うカウンセリングが重要なのですね。それでは、カウンセリング前に必要な予算感や費用について、患者様側で何か準備しておいた方が進めやすいのでしょうか?

いえ、とくに構えないでお越しいただいて問題ございません。基本的にはカウンセラー側から必要な情報を引き出しますので、流れに沿って答えてもらえればと思います。

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とくにAGAクリニックに馴染みのない方ですと、「高額な治療を勧められそう」と身構えられるかも知れませんが、私たちも無理に勧めることはしておりません

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みんなのホルモン研究所

確かに費用面を不安に思い、緊張される方も少なくはなさそうですよね。

はい。カウンセラーもリラックスしてもらえるよう雰囲気作りから大事にしております。あくまで最適な治療を一緒に考えることが目的ですので、まずは気軽な気持ちで受診下さいますようご案内しております

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カウンセリングのなかで最適な治療法をどのように提案されていますか?

薄毛の進行を止めたいのか、それとも新しく毛を生やしたいのか、といった治療に期待することや、受け入れ可能な治療費などを考えたうえで提案しています。
具体的には進行を止めるのであれば内服薬を提案しますし、より髪を濃くしたいのであれば外用薬等を追加することがあります。

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ちなみに発毛効果を求めるほど治療にかかる費用は高くなると考えてよいのでしょうか?

発毛に対して取りうる手段が多くなるという点で、費用が高いほど見込まれる効果が高いというのはある程度合っているかと思います。

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ただ、どれだけ高額なプランを選んでも必ず良くなるわけではありません。個々人により合う治療や合わない治療があります。例えば外用薬によって肌荒れが悪化するなど、体質に合わない場合には無理に治療を追加しても逆効果ですので、おすすめしません。

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治療の選び方についてよくわかりました。次に続け方についてお聞きします。
患者様は治療経過のなかで、治療を続けるのか、変えるのか、辞めるのかといった判断をするかと思います。治療を継続されるなかでの不安には、どのように向き合っているのでしょうか?

時期に応じて患者様の抱える不安は変わってきますので、分けて説明しましょう。
まずは来院前の患者様です。AGAは治療しないと進行しつづける恐れがあります。漠然と髪が薄くなってきたと思ってはいても、「まさか自分が」と放っておくケースが多いです。

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AGAは初期段階での治療が効果的なので、頭髪が薄くなってきたように思いはじめたら可能な限り早めに受診をお勧めします。

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確かに、まずは来院してもらわないとケアができませんね。
治療をはじめたばかりの患者様にはどのように向き合っておられますか?

治療初期の方は、初期脱毛に悩まされる方が多いです。初期脱毛とは、治療薬により、細い毛穴を太らせたことで一部の毛が順応しきれず抜けてしまう現象をいいます。

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不安になるかもしれませんが、毛穴から新たに太い毛が生えてくることが多いので、落ち込む必要がないことを伝えるようにしています。

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初期は治療を不安視する方も多いですし、何が起きているかを伝えてもらえると安心できそうですね。また、薬の副作用を心配される患者様も多いのではないでしょうか?

そうですね、とくに内服薬の副作用として男性機能を不安視される方が多くみられます。ただし、薬の副作用により必ず男性機能が落ちるわけではありませんので、いたずらに意識なさる必要はないでしょう。

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最近では長期でのデータも蓄積され、元来心配されていたほども性機能の減退が起こるわけではないことが明らかになっています。

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不安との向き合い方がよくわかりました。正しく情報をお伝えすることが、治療を続けるうえで大切なことなんですね。

AGA治療のこれから|オンライン化・技術進歩で何が変わる?

Dクリニック取材
みんなのホルモン研究所

次はこれからのAGA治療について聞かせてください。貴院では先進的な技術を治療に取り入れられているとのことで、クリニックで導入されているシステムについて教えてください。

「SAGAS(サガス)」という頭髪未来予想システムを取り入れています。このシステムは22年の治療実績をデータベース化したものです。

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患者様に当てはまる条件を選択すれば「かなり良くなる例」、「中程度良くなる例」、「あまり効かなかった例」を予測できます。これにより、患者様は治療をはじめる前に、どのくらい良くなるのかを写真でイメージできるようになっているのです。

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事前にどの程度まで生えるのか分かれば、治療効果についての期待と実際のミスマッチも減りそうですね。
また最近では「オンライン診療」を取り入れる院も増えてきました。診療のオンライン化により、現場に起きた変化などはありますか?

Webカメラ越しでは頭皮の詳細を観察しづらいため、症状を確認することが難しくなりましたね。生え際やつむじの概略くらいはわかりますが、あいにく治療の効果がではじめた時期に増えてくる細かい毛までは補足できません。

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みんなのホルモン研究所

なるほど。対面診療と同じようにとはいかないわけですね。

そうです。重要な時期は対面診療がよいでしょう。
もちろん、オンライン診療は便利な側面もありますが。経過報告を行うだけの場合などは、音声だけでやり取りを済ませられるようになりました。要は状況に応じて使い分けていくことが大事ですね。

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みんなのホルモン研究所

まだ治療をオンラインのみで行うことは難しいのでしょうか?

はい。弊院では対面とオンラインの併用を推奨しています。
とはいえ、最近ではオンラインでできることも増えています。例えば自己採血キットなども普及しており、今までオンラインではできなかった採血も患者様自身でできるようになってきました

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残る課題としては、カメラの画質の粗さによる症状確認の難しさなどがありますね。もし今後、毛穴まで鮮明に描写しうるWebカメラが普及したら、治療がオンライン完結できるようになるかもしれません。

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みんなのホルモン研究所

なるほど、治療のすべてがオンライン完結するようになるには、さらに技術の進歩が必要であることがよくわかりました。

みんなのホルモン研究所

最後にこれからのAGA治療はどう変わっていくのか、所感を教えていただきたいです。

再生医療も進歩しているため、治療に用いる技術も増えていくでしょう。発毛効果も今以上に高まっていくのではないかと予想します。

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みんなのホルモン研究所

これからAGA治療はより簡便で効果的になる可能性が高いのですね。AGA治療の未来に期待が持てる内容を教えてくださり、ありがとうございました。

まとめ

22年間AGA治療してきた実績のあるDクリニックに、AGA治療の現在と未来についてお話をお伺いしました。

今回の取材でわかったことをまとめます。

  • 数年前に比べAGA治療の認知は広まり、AGAクリニックの需要が高まっている。
  • 初回のカウンセリングでは最適なプランが提案できるようヒアリングを重視しているため、AGA治療について何もわからない方も準備不要で来院できる
  • AGA治療は今後、オンライン化による受診の簡便化や技術進歩による治療効果の向上が見込める

これからのAGA治療に期待が持てるような内容となりました。

もし「最近、頭髪が薄くなってきた」と不安に思いはじめているのなら、一度クリニックに相談してみましょう。あなたに寄り添った対応をしてもらえるはずです。

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