「Mint⁺ Meeting~つながる声が、
わたしを強くする~」を開催いたしました

2025.09.16

あすか製薬は2025年6月25日、『Mint+ Meeting ~つながる声が、わたしを強くする~』を開催しました。ゲストに産婦人科医の宋美玄先生と、“あざとかわいい”キャラで人気を博し、2023年に子宮頸がんの一歩手前の「高度異形成(こうどいけいせい)」であることを公表したタレントの休井美郷さんをお招きして、女性の健康について参加者の皆様も一緒に向き合い、考える貴重な時間となりました。

本イベントは、自分のカラダと自分自身を大切にするヒントを見つけてもらうことを目的に開催。七夕が近かったこともあり、笹飾りならぬMint+飾りとして、イベントにご参加いただいた皆様にも健康に関するそれぞれの願いを短冊に記入していただきました。
前半は、休井さんの体験談と健康ルーティーンをテーマにトークセッションを行い、後半はリアルタイムでゲストに質問ができるQ&Aコーナーを設けました。

産婦人科医 宋美玄(そんみひょん)先生

「丸の内の森レディースクリニック」の院長。女性のための医療メディア『crumii(クルミー)』の編集長。産婦人科医として、周産期医療や女性医療に携わる一方、TVや雑誌などのさまざまなメディアを通じて、医療に関する情報を発信。産婦人科医の視点から社会問題の解決やヘルスリテラシーの向上を目指し、幅広く活動。

タレント・モデル 休井美郷(きゅういみさと)さん

Amazon Prime Videoの婚活サバイバル番組『バチェラー・ジャパン』シリーズ4に出演し、“あざとかわいい”キャラで大ブレイク。タレント、モデルとしてマルチに活躍中。2023年に子宮頸がんの一歩手前の「高度異形成」と診断されたことを公表し、健診の重要性を広める活動も行う。

トークセッション

トークセッションでは休井さんのリアルな体験から、産婦人科との関わり方についてお話しいただきました。休井さんが産婦人科を受診するきっかけとなったのは、人間ドックのお仕事の依頼があったからとのこと。でも「マンモグラフィーが怖い、診察台に乗るのがイヤ」と思い、一度はお断りに。ただその頃、不正出血などの体調不良が続いていたこともあり、受診を決心したのだそうです。

休井さんのように、産婦人科へ行くことに抵抗感を持つ女性は多いようです。でも、そのハードルを越えてほしい、と宋先生はおっしゃいます。「デリケートゾーンの内診は恥ずかしい、怖いというのはわかります。でも、そこからしか得られない情報があるんです。最近は女性医師も増えていますし、実際に来院している人は、“別に普通ですけど”って感じなので、一度行ってしまえばハードルが低くなるのではないかと思います」と宋先生。休井さんも、一度受診したら思っていた印象と違って通いやすくなったそうです。
現在、3ヵ月に1回検診に行っている休井さんですが、宋先生いわく、特に症状がなければ、1年に1回の定期健診がおすすめとのこと。「産婦人科でやっていることは、病気の治療もありますが、予防に関することも多いんです。今はいろいろな選択肢があって、それを知って自分でアクションを起こすかどうか決める。産婦人科を受診することは、今の自分にとってすぐに実感できるメリットがあったり、未来への投資という面もあるので、ぜひ定期健診に来てほしいです」とお話しされました。

用意された短冊に、命と向き合った経験から『自分自身を大切に』という願いを書いた休井さん。次のトークセッションでは、休井さんが実践している健康ルーティーンをランキング形式で発表してもらいました。

気になる回答は、3位「腸活」、2位「せいろ蒸し」、1位「トレーニング」。オリゴ糖と一緒に乳酸菌を飲んで腸活し、苦手な生野菜はせいろで蒸し、4年ほど前から週2回のパーソナルトレーニングに通って筋トレをしているとのこと。宋先生によると、「腸活は子宮内フローラにとってもよく、体の中から温めるせいろ蒸しで、食物繊維の多い野菜を食べることは腸活にもつながる。定期的なトレーニングは自律神経を整えるので、もう完璧ですね。素晴らしい!」と感嘆されていました。

Q&A

後半は、まず事前に募集した参加者からの質問に答えるQ&Aコーナー。さまざまな質問が寄せられましたが、その中から、2つピックアップしてご紹介します。

Q. 検診で引っかかった際、誰に相談しましたか?また、女性特有の体調不良を周囲に伝えるときの、上手な伝え方や協力のお願いのコツはありますか?

休井さん:
例えば、PMSのツラさって女性同士だと理解があるけれど、異性相手だとわかり合えないときもありますよね。「今日から女の子の日なので、なにか変なことを言っても全部無視してください」と、先に伝えるようにしています。

宋先生:
来院される方々は、友だちに相談して検査や治療法を聞いてきましたという方もいれば、SNSを見て来られる方もいます。相談するしないに関わらず、気になることがあれば、産婦人科を頼って来ていただけたらなと思います。

Q. ホルモンバランスの乱れや体調の変化があるとき、どうやって仕事と両立していますか?

休井さん:
そういうときは自分に甘く、どんどん甘やかして。頑張らないことも大事。その分、明日頑張ればいいんです。

宋先生:
私は、不調の原因を追究するタイプ。ホルモン検査をしたり、同僚のドクターに診てもらったりしています。患者さんでも、更年期かも⁉と心配してホルモン検査で数値を調べたら、まだそうでもないとわかると安心しています。自分の情報を得ると、客観視できるんですよね。まずは自分を知ること。できることは自分でコントロールしたり、セルフケアするように。振り回されるとツラいので、「体は私のものなんじゃ! 私の言うことを聞け~」というマインドです(笑)。

続いて、参加者からリアルタイムで受け付けた質問にも答えていただきました。その一部がこちら。

Q. 生理前後の不調、どこからが“病院に行くべきサイン”ですか?

宋先生:
不調があれば、必ず受診を。サインがあるとすれば、大切な仕事やプライベートのイベントがある日に、生理前後の不調が重なったらイヤだなと思ったら、それが受診のサインだと思って。

Q. かかりつけの産婦人科がないのですが、病院を選ぶコツなど知りたいです。

宋先生:
匿名の口コミは全然信用できません。それよりも、実際に受診した友だちから良し悪しを聞く方が参考になります。あとは、各医療機関のホームページを見ること。その医療機関の理念や大切にしていることが掲載されているので、それを参考に選ぶのもおすすめです。

まとめ

イベントの最後には、お二人からメッセージをいただきました。休井さんからは、ご自身の経験から「一歩踏み出す勇気を、心のどこかにとどめておいてほしいです」と。宋先生は「産婦人科は、心とカラダを健康にするお手伝いができるところ。治療だけでなく、予防という面もあります。定期的な受診は、怖いことではなく、今のメリット+未来への投資でもあるんです。ぜひ一歩を踏み出して。受診してよかったと思ったら、周りにも伝えてほしい」とコメントされました。

『Mint+』では医師や専門家監修のもと、さまざまな年代の女性特有の病気や悩みについて、正しい情報を発信しています。カラダのことで不安になったときに、Mint+のWebサイトを辞書のように使ってみてください。一人ひとりの女性が「自分らしく生きる」を叶えるために、私たちは活動を続けていきます。

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