妊娠が分かったら
知っておきたいこと
おなかの中に芽生えた小さな命。
妊娠が判明し、うれしい反面、さまざまな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、妊娠に伴うカラダの変化、おなかの赤ちゃんの成長など、
妊娠中について知ってもらいたいことをまとめました。
自治体でのいろいろな手続きや決まりごと、健診などについてもとりあげています。
ママだけでなく、パートナーも一緒に正しい知識を身につけましょう。
妊娠末期に気をつけたいこと
妊娠末期(28週0日~)には、特に持病がないママでも以下のような病気や切迫早産が生じることがあるので、あらかじめ知っておくようにしましょう。
妊娠糖尿病
妊娠末期になると、血糖値が上昇することがあります。
妊娠中にみられる生理的な現象ではあるものの、血糖値が一定のレベルを超えると「妊娠糖尿病」と診断され、食事の管理や治療が必要になることがあります。
妊娠高血圧症候群
特に妊娠34週未満で発症した場合は重症化しやすく、赤ちゃんの成長にも影響を及ぼす可能性があります。
頭痛、耳鳴り、ほてりなどの症状が生じることもありますが、多くは自覚されないため、診察で妊娠高血圧症候群の可能性があると診断された場合は、医師の診断のもと、必要な場合は家庭でも血圧測定を行うことが望ましいでしょう。
切迫早産
妊娠22~37週未満で赤ちゃんが出てきそうになっている状態を指します。
下腹部痛が続いたり、規則的かつ頻繁におなかが張ったり、不正出血などがみられる場合、切迫早産の可能性があります。
少しでも異常を感じたら早めに産婦人科を受診しましょう。