
生理が短いのは異常?原因や婦人科を受診する目安など徹底解説!
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生理が短いのは体の異常なのでしょうか?
本記事では、生理が短い原因や婦人科をいつ受診すればよいかの目安などを解説していきます。
正常な生理とは
そもそも正常な生理とは何なのでしょうか。
生理はどのようなメカニズムで生じるのか、正常な生理期間がどのくらいなのかについて解説します。
生理のメカニズム
生理は、女性の生殖サイクルの一部であり、主に女性ホルモンの卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)によって制御されます。
エストロゲンは子宮内膜を厚くし、受精卵が着床するための「ベッド」を作る役割を担います。
一方、プロゲステロンは、エストロゲンによって厚くなった子宮内膜をさらに整え、受精卵が着床しやすい状態にします。
女性の体は、ほぼ毎月妊娠の準備をしますが、妊娠が起こらない場合、女性ホルモンのレベルが減少し、子宮内膜が剥がれて体外に排出されます。
これが生理です。
正常な生理期間
正常な生理期間は、一般的に3〜7日とされています。
この期間は個人差があるものの、この範囲内であれば正常と考えられます。
生理期間がこの範囲を超える場合、例えば8日以上続いたり、逆にすぐに終わったりする場合は、生理異常の可能性があります。
生理期間中、女性の体は子宮内膜を剥がし、それを体外に排出するプロセスを経験します。
生理期間の長さは、この子宮内膜が剥がれ落ちる速度や量によって異なります。
生理期間は、女性の健康状態を反映する重要な指標の1つです。
そのため、自分の生理周期や期間に注意を払い、異常があれば医師に相談することが推奨されます。
生理が短い状態とは
生理が短い状態とは、どのような状態なのでしょうか。
生理が短いという状態は、以下の2種類にわけられます。
生理周期が短い
生理周期が短い状態、すなわち頻発月経は、生理周期が通常の25〜38日よりも短い場合を指します。
頻発月経は月経異常の1つとされ、生理周期が長い稀発月経と対をなします。
生理周期が短い状態は、思春期や更年期など、ホルモン量が大きく変化する時期にも見られることがあります。
これは、ホルモンバランスの変動が生理周期に影響を与えるためです。
また、生理周期が短いことは、妊娠に必要なホルモンバランスの乱れを示すこともあり、放置すると不妊の原因になる可能性があります。
生理日数が短い
生理日数が短い状態、すなわち過短月経は、生理の日数が通常の3〜7日間よりも短く、特に2日以下しか続かない状態を指します。
この状態は、生理期間中の総経血量が少なくなることを意味し、女性の健康や生殖能力に影響を与える可能性があります。
過短月経は、妊娠に必要なホルモンバランスの乱れを示すことがあり、放置すると不妊の原因になることもあります。
ホルモンバランスの乱れがすぐに正常に戻ることは少ないため、治療が早ければ早いほど将来の妊娠に備えられます。
生理が短いことの原因
生理が短い状態は、どのような原因によって引き起こされるのでしょうか。
以下で詳しく解説します。
頻発月経の原因
頻発月経は、生理が頻繁に起こり、場合によってはだらだらと出血が続くこともあります。
頻発月経の原因は、年齢や病気などさまざまです。
以下で詳しく解説します。
思春期や更年期によるもの:
頻発月経は、特に思春期や更年期に起こりやすいとされています。
思春期には性的に成熟していないため、また更年期には卵巣の機能が低下するため、生理周期が不規則になりやすく、頻発月経が発生しやすいといわれています。
これらの時期に頻発月経が起きるのは一般的であり、特に心配する必要はありませんが、経過観察が必要です。
卵胞期の短縮:
卵胞期の短縮は、生理開始から排卵までの期間が通常より短くなる状態を指します。
これにより、排卵までの期間も短くなり、生理周期が短くなる原因となります。
基礎体温の低温期が14日以下になるのが特徴で、加齢による卵巣機能の低下が主な原因とされています。
黄体機能不全:
黄体機能不全は、黄体期が短くなる状態を指し、黄体からのホルモン分泌が不十分になることを意味します。
これにより、排卵後の妊娠継続に必要な黄体ホルモンの分泌が不足し、不妊や流産の原因になることがあります。
脳や卵巣の異常が原因で起こることが多いとされています。
過短月経の原因
過短月経は、生理の出血持続期間が2日以内に終了する状態を指し、その原因には、ホルモンバランスの乱れや特定の病気などがあります。
以下で詳しく解説します。
ホルモンバランスの乱れ:
子宮内膜の成長を促進するホルモンである、エストロゲンのホルモンの分泌が減少すると、子宮内膜が十分に厚くならず、その結果、月経時の出血量が少なくなることがあります。
また、プロゲステロンには子宮内膜を剥がす働きがあり、このホルモンの分泌が減少すると、同様に経血量が減少します。
器質性の原因:
器質性の原因として、子宮の発育不全や子宮内の癒着、子宮内膜が十分に厚くならない増殖不全が考えられます。
これらの状態は、子宮内膜が正常に発達しないため、生理の出血量が少なくなることがあります。
機能性の原因:
機能性の原因として、ホルモン分泌不全や黄体機能不全などが挙げられます。
ホルモンの分泌が不十分であるため、子宮内膜が十分に発達せず、生理の出血量が少なくなることがあります。
生理が短い場合の婦人科を受診する目安
生理が短い場合に、いつ婦人科を受診すべきかは、いくつかの具体的な状況によって異なります。
以下は、婦人科を受診するべき具体的な状況の例です。
生理の変化が突然起こった場合:
これまで定期的に一定の期間で生理があったにもかかわらず、突然生理の期間が短くなったり、経血量が極端に少なくなったりした場合は、何らかの変化が起きている可能性があります。
成人後も継続している場合:
思春期には生理周期が不安定になることがありますが、成人しても生理の期間が短い状態が続く場合は、婦人科の診察を受けることが望ましいとされています。
下腹部痛や性交痛が伴う場合:
生理の期間が短いだけでなく、下腹部痛や性交時の痛みがある場合は、より深刻な健康問題の可能性があるため、速やかに婦人科を受診することが重要です。
出産後の変化:
出産後に生理が再開したが、その後生理の期間が短い、または経血量が少ない状態が続いている場合は、婦人科の診察を受けることが推奨されます。
これらの状況に該当する場合、婦人科を受診することで、生理の変化の原因を特定し、必要に応じたアドバイスや対処法を得られます。
生理の期間が短いこと自体が必ずしも深刻な健康問題を意味するわけではありませんが、他の症状が伴う場合や、生活に影響を及ぼすほどの変化がある場合は、速やかに医療機関を受診することをおすすめします。
短い生理と不妊の関係性
生理が短いこと自体、必ずしも不妊を意味するわけではありませんが、ホルモンの分泌に関わる病気や子宮・卵巣の病気が原因である場合、不妊の原因になることがあります。
例えば、高プロラクチン血症は、プロラクチンが過剰に分泌されることで排卵障害が起こり、生理の量が少なくなるほか、不妊などを招くことがあります。
また、子宮内腔癒着症(アッシャーマン症候群)は、子宮内膜掻爬術をすることによって、子宮内腔が癒着を起こす病気であり、これも生理の量が少なくなるほか、不妊を招くことがあります。
一方で、一時的なホルモンバランスの乱れによるものであれば、生活習慣などによって改善されるため、不妊の原因になることはないと考えられます。
初潮を迎えたばかりの方や閉経が近い方は、ホルモンバランスが崩れやすく、生理の量が不安定になることがありますが、これらも時間の経過とともに安定してくることが一般的です。
妊娠を希望している方は、特に生理が短い場合、原因となる病気が不妊を招く恐れもあるため、気になる症状があるときには婦人科の受診を検討することが重要です。
生理が短い場合でも必ずしも治療が必要とは限りませんが、病気が原因である場合には、治療が必要となる可能性もあります。
生理が短いことに関するよくある質問
ここでは、短い生理に関してよくある質問についてご紹介します。
生理が短いと妊娠しにくいですか?
生理が短い状態、特に頻発月経や過短月経は、妊娠に影響を与える可能性があります。
これらの状態は、しばしば女性ホルモンのバランスの乱れと関連しており、ホルモンバランスは妊娠に重要な役割を果たします。
ホルモンの乱れが続くと、排卵に影響を及ぼし、結果として不妊の原因になることがあります。
ホルモンバランスの乱れは、すぐには改善されないことが多いですが、適切な治療を受けることで、妊娠の可能性を高められます。
そのため、生理が短いと感じた場合は、早めに医師に相談し、必要な検査や治療を受けることが重要です。
早期の対応により、将来の妊娠に備えることが可能になります。
生理が1日で終わったのは妊娠したからですか?
生理が1日で終わる場合、妊娠の可能性を完全には否定できません。
通常の月経と思われる1日間の出血が、実際には妊娠初期に見られる着床出血である可能性があります。
着床出血は、妊娠4週目前後に起こり、1~2日程度続くことが一般的です。
このため、通常の生理と着床出血を区別するのは難しいとされています。
もし妊娠の可能性が気になる場合は、妊娠検査薬の使用を検討するとよいでしょう。
妊娠検査薬は、性行為から約3週間後、または最後の月経から約5週間後に使用可能です。
検査結果が陽性であれば、1日間の出血は着床出血の可能性が高く、陰性であれば不正出血の可能性が考えられます。
生理が短いのは病気ですか?
生理が短いことが必ずしも病気を意味するわけではありませんが、異常がある場合は注意が必要です。
通常、月経周期は25~38日が正常範囲とされており、この範囲内であれば前後6日程度の変動は問題ありません。
しかし、極端に生理が短い場合は、何らかの健康問題のサインである可能性があります。
特に、子宮の病気や無排卵周期症、甲状腺ホルモンの分泌異常などが原因で、生理が短い状態が続く場合、放置すると不妊の原因になることもあります。
そのため異常を感じた場合は、早めに婦人科を受診することが重要です。
自己判断せず適切な治療を受けることで、健康状態を改善し、将来的なリスクを避けられます。
まとめ
生理が短い状態には、生理周期が短い頻発月経と生理日数が短い過短月経の2種類あります。
一時的なホルモンバランスの乱れが原因であれば改善できますが、他の症状が伴う場合や、生活に影響を及ぼすほどの変化がある場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。
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