AGA治療は保険適用になる?
治療費用の相場や保険適用になるケース
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#AGA #はげ #薄毛 #育毛
薄毛が進行するにつれ、AGA治療を前向きに検討している男性は多いことと思います。
治療をはじめるにあたり、気になるのが費用の問題です。保険適用の有無や治療費用の相場など、お金に関することは事前にしっかりと確認しておくべきです。
この記事ではAGA治療における健康保険の扱いや、治療にかかる費用をわかりやすく解説していきます。
なお、あすか製薬メディカルは5~10本※の髪の毛でAGAリスク及びDHT(AGAの原因の1つである男性ホルモン)値がわかる「毛髪ホルモン量測定キット」を提供しています。
※3cm以上の髪の毛を5本以上。長さが足りない場合は10本以上切ってください。
将来的な薄毛が心配な方、最近抜け毛が増えてきたと感じる方は、測定キットの活用をおすすめします。
※本検査キットは医師の診断に代わるものではありませんので、AGAが疑われる場合には医療機関にご相談ください。
※本記事はあすか製薬グループの編集ポリシー及び運営体制による校閲テストをクリアして公開されています。
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AGAとは
AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンや遺伝が主な原因で進行性の薄毛を引き起こす疾患です。
特に成人男性に多く見られ、特徴として症状の進行性が挙げられます。
早期のケアが重要で、治療法は薄毛の量や毛髪量の変化、進行性の脱毛症のしくみと原因により異なります。
AGA治療で費用がかかる主な項目
AGA(男性型脱毛症)治療は、患者さんの生活の質を向上させるための重要なステップです。
以下に、AGA治療で費用がかかる主な項目を詳しく説明します。
AGA治療で費用がかかる項目①診察・カウンセリング代
AGA治療を始める前に、専門医による診察とカウンセリングが必要です。
これは、患者さんの脱毛レベルを判断してから治療計画を立てるためです。
診察・カウンセリング料はクリニックによりますが、無料~5,000円程度が一般的です。
AGA治療で費用がかかる項目②薬代や治療代
AGA治療の主な治療方法は内服薬と外用薬です。
また、治療内容や症状の進行度によっては、より高額な治療法(例えば、自毛植毛)が必要になる場合もあります。
AGA治療で費用がかかる項目③交通費
AGA治療は継続的なものであり、定期的なクリニックへの通院が必要です。
そのため、交通費も考慮する必要があります。
しかし、最近ではオンライン診療を提供するクリニックも増えており、これにより交通費を抑えられます。
治療費用を安く抑える方法
AGA治療は一見高額なイメージがありますが、実は適切なアプローチを行うことで、治療費用を抑えられるといわれています。
以下にその具体的な方法を3つ詳しくご紹介します。
治療費用を安く抑える方法①治療を早期に始める
薄毛の治療は、早期に始めるほど良いといわれています。
初期段階であれば薄毛の進行を遅らせることが可能で、高額な治療を必要としない場合もあります。
したがって早期に治療を開始することで、長期的な治療費用を抑えられます。
具体的には、薄毛の症状が見られたらすぐに専門の医療機関に相談し、適切な治療を開始することが重要です。
治療費用を安く抑える方法②ジェネリック医薬品を利用する
ジェネリック医薬品は、ブランド名の医薬品と同じ有効成分を含みますが、価格を抑えられます。
例えば、フィナステリドのジェネリック薬は、ブランド名のプロペシアよりも費用が抑えられます。
このように、ジェネリック医薬品を利用することで、治療費用を節約できるといわれています。
ただし、ジェネリック医薬品は効果や副作用がブランド名の医薬品と同等であることが確認されているもののみを選ぶことが重要です。
治療費用を安く抑える方法③オンライン診療を利用する
オンライン診療を利用することで、通院にかかる時間や交通費を節約できます。
加えてオンライン診療では、クリニック以外の場所からも診察を受けられ、プライバシーに配慮しながら治療できます。
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予防プラン | 1,000円/月 | 4,015円〜/月 | 1,800〜8,000円/月 | 2,000〜7,150円/月 | 5200円〜/月 | 12,100~15,950円/月 |
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※DMMオンラインクリニックはプラットフォーム事業者です。
AGA治療は保険適用にならない
結論から言いますと、AGA治療は保険が適用されません。
保険適用にならない理由は「AGA治療は命に関わる病気として見なされていない」からです。AGAは毛髪の健康を損なうものではありますが、それ自体が健康被害を及ぼすものではありません。
一方、風邪や骨折は放置すると命が危険にさらされる可能性があるため、保険適用で治療が受けられるというわけです。
保険適用外の治療(自由診療)は、治療を受ける人と治療を行う医療機関が個別に契約を交わすことで行われます。
保険適用にならない、すなわち保険証が使えない治療は大きく3つの種類に分けられます。
病気・ケガとみなされないもの | AGA治療正常分娩美容整形手術レーシック手術ワキガ治療など |
治療ではないもの | 健康診断人間ドッグ予防接種など |
先進医療に該当するもの* | 高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出術陽子線治療抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査など |
※令和3年6月1日現在で84種類。(参考:厚生労働省「先進医療の概要について」)
先進医療とは高度な医療技術を必要とする治療法です。公的医療保険の対象にはなりませんが、厚生労働大臣により一定の有効性・安全性は認められています。
例外あり|保険適用になるケース
保険が適用されないAGA治療ですが、広義での「薄毛治療」であれば保険適用になる例があります。
保険適用となる薄毛改善の治療で多いのが、円形脱毛症の治療です。こちらはステロイドや塩化カルプロニウムを用いた外用療法、またアレルギー用薬やセファランチンによる内服療法などで治療を進めていきます。
1点注意したいのが、保険診療と保険外診療の併用(いわゆる混合診療)は原則禁止であるという点です。一部例外はありますが、AGA治療と円形脱毛症の混合診療は認められていないのであらかじめご注意ください。
AGA治療は医療費控除も対象外
医療費控除は、自分や家族のために支払った医療費の一部を課税対象額から差し引ける制度のことです。
AGA治療費にこの制度が適用されるのか?その答えはNOです。
国税庁が定める所得税の基本通達には以下の記載があります。
「いわゆる人間ドックその他の健康診断のための費用及び容姿を美化し、又は容ぼうを変えるなどのための費用は、医療費に該当しないことに留意する」
引用:国税庁所得税基本通達 法第73条《医療費控除》関係
AGA治療はこの通達の「容姿を美化」「容ぼうを変える」に該当すると判断され、医療費控除を受けるのは難しいのが現状です。
AGA治療にかかる費用相場
治療費が全額自己負担になると聞いて、気になるのが月々の費用相場です。
AGA治療にはいくつか種類があり、どの治療を受けるかでかかる費用が異なります。
また、同じ治療でもクリニックによって金額が異なる場合も多いです。(自由診療はクリニックが自由に価格を決定できるため)
ここからは、それぞれの治療にかかる費用の相場を詳しく見ていきましょう。
※あくまで相場となりますので、全ての医療機関での料金がこの範囲に収まっていることを示しているわけではありません。治療の際の目安と捉えていただき、詳細な費用については専門の医療機関のホームページをご確認ください。
内服薬による治療|月々3,000〜15,000円が相場
AGA治療で処方される内服薬には、
- AGAの進行を予防するもの
- 発毛させるもの
の2種類があります。
どちらか一方のみ処方される場合もあれば、予防と発毛両方のお薬を組み合わせて治療することもあります。(薄毛の進行状況によって異なる)
近年ではオンラインでAGA治療が完結するケースが増えています。
「まずは必要最低限の治療を行いたい」という方は検討してみてはいかがでしょうか。
外用薬による治療|月々10,000〜15,000円が相場
AGAは、内服薬と外用薬を組み合わせて治療を進めることが多いです。
内服薬+外用薬による治療では、月々15,000〜30,000円が相場と言われています。
注入治療による治療|1回20,000〜60,000円が相場
注入治療とは、毛髪の成長因子を頭皮に直接注入し発毛を促す治療法です。
それ単体で受けるというよりは、内服薬と外用薬の補助作用で発毛が実感できるまでの期間を短縮する効果が期待されています。
注入療法は3〜4週間に1度のペースで半年〜1年ほど継続するのが理想です。1回あたりの費用相場から計算すると、年間では数十万〜百万円弱かかることがあります。
自毛植毛による治療|300,000〜2,000,000円が相場
薄毛部位に自分の毛髪を移植する植毛術は、移植範囲によって相場に大きな開きがあります。
1グラフト(移植する毛包の単位)は1,000〜2,000円ほどですが、1回の治療で数百〜数千単位の移植が必要となります。ごく一部のみの移植なら300,000円ほどで済む場合もありますが、広範囲にわたる治療は数百万と高額です。
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現状、AGA治療は保険適用外の治療として取り扱われています。
しかし、将来的に費用負担が軽減される可能性がゼロかというとそうではありません。
というのも、2017年に開始となった「セルフメディケーション税制」という制度により、スイッチOTC医薬品 *を購入した時にその費用について所得控除が受けられることになったからです。
OTC医薬品の対象となるには、厚生労働省が定める基準をクリアすることが条件です。残念ながら、この基準をクリアしたAGA治療薬はまだありません。
ただし、AGA治療の有効性が今より評価されるようになれば、治療薬がOTC医薬品として承認される日が来るかもしれません。
患者様の費用負担が少しでも軽減されるよう、制度改正に期待したいものです。
*要指導医薬品および一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品のこと
参考:セルフメディケーション税制(特定の医薬品購入額の所得控除制度)について
AGA治療と保険適用にまつわるFAQ
最後はAGA治療と保険適用について、多くの方からいただくご質問にお答えしていきます。
Q. 皮膚科でAGA治療を受ける場合も保険は適用されませんか?
されません。
クリニックでも皮膚科でも、AGAを改善させるための治療はすべて自由診療として取り扱われます。
Q. 女性の薄毛治療も保険適用外でしょうか?
薄毛の種類と治療法によります。
薄毛治療で保険適用となる主な例が円形脱毛症です。円形脱毛症にはいくつか治療法があり、そのほとんどが保険診療に該当します。(一部例外あり)
Q. びまん性脱毛症も保険は適用されませんか?
されません。
びまん性脱毛症の治療にかかる費用はすべて患者様の自己負担となります。
Q. AGA治療をやめるとどうなりますか?
AGA治療は継続することでその効果を持続させられるので、治療をやめると再び薄毛が進行する可能性があります。
Q. AGA治療は一生続ける必要がありますか?
一生続けるかどうかは治療を受ける方の判断に委ねられます。
効果の持続を望むなら、治療を継続することをおすすめします。しかし、年齢を重ねることで薄毛が気にならなくなったという場合、治療を中止するという判断もできます。
治療継続を医師が強制することはありません。しかし治療を中断するとお薬の効果がなくなるため、減薬という選択肢も含め、まず担当医に相談するのがいいでしょう。
Q. 育毛剤や発毛剤も保険適用外でしょうか?
保険適用外です。
育毛剤は医薬品医療機器等法(薬機法)において「医薬部外品」または「化粧品」に分類されます。
市販の発毛剤は「第一類医薬品」に該当し、これらはすべてメーカーや販売店が価格を自由に決定していいことになっています。
まとめ
自由診療のAGA治療は、保険適用にならず全額自己負担となります。
治療内容は症状に合わせて医師が提案するものですが、どの方法を選択するかは患者様ご自身で決められます。AGA治療は長く継続することでその効果を持続させられる可能性がありますので、無理なく続けられる方法をお選びください。
AGAかも?と思った時は、クリニック受診前にAGAリスクをセルフチェックできる「毛髪ホルモン量測定キット」の使用もおすすめです。このキットでは毛髪を5~10本※はさみで切り、送付するだけでAGAの原因である薄毛ホルモンDHTを測定し、AGAのリスクレベルを4段階で評価します。
※3cm以上の毛髪を5本以上。長さが足りない場合は10本以上切ってください。
※あくまでAGAのリスクレベルを評価するもので、AGAであるかを診断するものではありません。医師の診察・指導を優先してください。
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