
男性の性欲がなくなる原因
減退が始まる年齢や対策
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#テストステロン #男性ホルモン
「以前よりも性欲が減った」
「昔のような性欲を取り戻したい」
加齢とともに性欲は減るものと考えられていますが、性欲が衰えない人を羨ましく思う方もいるかもしれません。
性欲減退は加齢だけでなくストレスや病気によっても引き起こされるため、原因を解消すれば性欲が復活する可能性があります。
今回は、男性の性欲がなくなる原因や対策について解説します。
性欲の減退を感じる男性は参考にしてください。
※ 本記事はあすか製薬グループの編集ポリシー及び運営体制による校閲テストをクリアして公開されています。
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男性の性欲が生まれる仕組み
男性の性欲には、テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの一種が関係しています。
感覚や想像などの性的刺激によって産生されたテストステロンが脳の中枢神経を刺激すると、ドーパミンと呼ばれる興奮物質が脳内で分泌され、興奮状態となります。
この興奮状態が、いわゆる性欲が湧いている状態です。
なおテストステロンの分泌量は、10代前半頃から急激に増え始める傾向にあります。
思春期になると性的なことへの興味が生まれるのには、テストステロン量の増加が関係しています。
男性の性欲がなくなる原因

男性の性欲がなくなる原因には、下記のようなものがあります。
- 不安やストレスなどの心理的要因
- 病気の症状
- 薬の副作用
- 男性ホルモン量の低下
※参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版「男性性機能の概要」
順番に解説していきます。
1.不安やストレスなどの心理的要因

ストレスや不安は自律神経やホルモンバランスを乱し、男性ホルモン量を減少させるおそれがあります。
男性ホルモンは性への関心を生み出すため、減少すると性欲が減退するのです。
また心理的ストレスは神経質伝達物質を減少させ、脳内の情報伝達を阻害します。
大脳が性的な刺激を受け取っても、視床下部へ伝えられなくなるため、性的興奮を感じられなくなります。
※参考:医療情報科学研究所(2012年)病気がみえるvol.8 腎・泌尿器第1版 株式会社メディックメディア
2.病気の症状

下記の病気は、性欲減退を引き起こす可能性があります。
- 性機能低下症
- 慢性腎臓病
- うつ病
※参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版「男性性機能の概要」
性機能低下症や慢性腎臓病では、男性ホルモン(テストステロン)量の低下が引き起こされるため、性欲が減退することがあります。
また、慢性腎臓病を発症すると全身のだるさや疲労感、食欲不振なども現れます。全身の不調が性欲減退を招くことも考えられます。
※参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版「慢性腎臓病」
うつ病では脳内の神経伝達物質が低下するため、抑うつ症状とともに性欲減退が引き起こされます。
3.薬の副作用

下記の薬は性欲減退を引き起こす可能性があるといわれています。
薬の分類 | 具体的な薬剤名 |
弱いアンドロゲン受容体拮抗薬 | スピロノラクトン、シメチジン |
黄体形成ホルモン放出ホルモン作動薬 | リュープロレリン、ゴセレリン、ブセレリン |
黄体形成ホルモン放出ホルモン拮抗薬 | デガレリクス |
抗アンドロゲン薬 | フルタミド、ビカルタミド |
5α還元酵素阻害薬 | フィナステリド、デュタステリド |
選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI) |
シタロプラム、エスシタロプラム、フルオキセチン |
三環系抗うつ薬 | アミトリプチリン、イミプラミン、アモキサピン |
抗精神病薬 | リスペリドン、クエチアピン、アリピプラゾール |
※参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版「男性性機能の概要」
薬を飲む時間の変更や量の調節、他の薬剤の追加などで性欲が回復することもあります。
上記の薬剤を服用していて性欲減退を感じる男性は、主治医に相談してみましょう。
4.男性ホルモン量の低下

男性ホルモン(テストステロン)量は性欲に強い影響を与えています。
男性ホルモンには性欲を高める役割があるため、低下すると性への関心が薄れたり、性的興奮を得られにくくなったりします。
※参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版「男性性機能の概要」
男性ホルモン量は20〜30代でピークを迎え、以降は徐々に減少していく傾向にあります。
「歳をとると性欲が落ちる」といわれる理由の一つには、男性ホルモン量の減少が関係しているのです。
他にも、男性ホルモン量の低下は下記のような原因によって引き起こされる可能性があります。
- 運動不足
- 睡眠不足
- ストレス
- 栄養バランスの悪い食事
- 肥満
- 過度の飲酒
- 喫煙
病気の症状がなく、若くして性欲の低下を感じる方は生活習慣が関係しているかもしれません。
ストレスや生活習慣と男性ホルモンの関係については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
男性の性欲減退が始まる年齢は?30歳前後が多い傾向
個人差はあるものの、男性ホルモン(テストステロン)の分泌量がピークとなる30歳前後で減退が始まる傾向があります。
男性の血清総テストステロン濃度は、30歳頃から年1〜2%のペースで低下するといわれています。
※参考:MSDマニュアル プロフェッショナル版「男性の生殖内分泌」
日本全国の18歳~39歳の765名の男性を対象としたWebアンケート※では30歳前半の47%、30歳後半の62%の方が「自身の性欲の衰えに悩んでいる」と回答しています。
30歳を過ぎてから「前よりも性欲が減ってきたな」と感じる場合は、加齢が原因かもしれません。
ただし生活習慣が乱れていたり、過度なストレスを受けたりしていると20代でも男性ホルモン量が減少し、性欲が減退するおそれがあります。
※参考:株式会社アルファメイル・STERONの合同調査「【一斉調査】10代~30代男性の性欲減退やセックスレス割合」
性欲減退を感じる方は男性ホルモン量を測ってみよう!
「性欲が低下した」「前より興奮しにくくなった」という方は、加齢や生活習慣の乱れにより男性ホルモン(テストステロン)量が低下しているかもしれません。
あすか製薬メディカルでは、髪の毛たった10本※1から男性力※2を可視化できる「ホルモン量測定キット」を開発しました。
ホルモン量測定キットは男性ホルモンの代表格である「テストステロン」の量を測定できるキットです。
テストステロンは性欲をアップさせるだけでなく、
- 生活習慣病の予防
- バイタリティーやモチベーションの向上
- 筋力アップ
など、男性の心身の健康を保つのに非常に重要な役割を果たしています。
使い方は簡単3ステップ!
- 後頭部の髪の毛10本※1を採取
- 採取した検体を袋に入れる
- ポストへ投函したら完了!あとは結果を待つだけ
3分ほどで簡単に完了します。
結果レポートでは下記のことがわかります。
- 男性力の指標となるテストステロンの数値
- 男性力のレベルを4段階で評価
- あなたへのアドバイスや男性ホルモンを増やす方法など、男性力アップに役立つ情報
性欲減退を感じる方は、キットで男性ホルモン量を測ってみましょう。※3
※1 3cm以上の後頭部の毛髪を10本以上。長さが足りない場合は15本以上採取してください。
※2 男性力とは、男性ホルモンの量の事を指しています。男性力レベルは、テストステロンの量に応じて評価いたします。
※3 本キットは、あくまで男性力レベルを評価するもので、特定の疾病の診断をするものではありません。疾病の診断については、医師の診察・指導を優先してください。
男性の性欲減退への対処法

男性の性欲減退には、下記の対処法が効果的です。
- ストレスの解消
- 栄養バランスの取れた食事
- 定期的な運動
- 十分な睡眠
- 男性ホルモンの補充
順番に解説します。
1.ストレスの解消
ストレスが原因で一時的に男性ホルモン量が低下しているのであれば、ストレス解消によって性欲を取り戻せる可能性があります。
「何をしてストレス解消すればいいかわからない」という方は、下記のストレス解消マップを参考にしましょう。
ストレス解消マップとは、ストレス解消法を下記の4タイプに分けたものです。
ストレス解消のタイプ | 向いている人 |
動的×発散系(身体を動かす、騒ぐ) | ・イライラすると物に当たりたくなる人 ・体を動かす機会が少ない人 |
静的×発散系(感情を表現する) | ・感情を表に出すのが苦手な人 ・ストレスを溜め込みがちな人 ・対人関係でストレスを感じる人 |
動的×浄化系(なにかに没頭する) | ・じっとしていると考え込んでしまう人 ・活動的な人 ・「現実逃避したい」と感じる人 |
静的×浄化系(心を落ち着けリラックスする) | ・頭を空っぽにしてボーっとするのが好きな人 ・仕事で体の疲れを感じる人 |
自分に合った方法を選ぶことで、効果的にストレス解消できます。ストレス解消法については、下記の記事で詳しく解説しています。
2.栄養バランスの取れた食事

栄養不足が続くとテストステロンの分泌量が減り、性欲減退に繋がるおそれがあります。
まずは主食と主菜、副菜を組み合わせた食事を心がけましょう。それぞれの役割は下記のように分かれています。
主食 | 米、パン、麺類など穀類を主材料とする料理。主に炭水化物の供給源。 |
主菜 | 肉や魚、卵、大豆製品などを使ったメインの料理。主にタンパク質の供給源。 |
副菜 | 野菜や海藻などを使った料理。主菜や主食に不足するビタミン・ミネラル・食物繊維などを補う。 |
ご飯と肉だけといった食事にならないよう、副菜で海藻や野菜を摂るように気をつけましょう。
たとえばカレーとサラダを組み合わせれば、お米が主食でカレールーが主菜、サラダが副菜となり、3つのバランスが上手くとれます。
3.定期的な運動

適度な運動は男性ホルモンを増加させ、性欲を取り戻す効果が期待できます。筋トレや有酸素運動などを生活に取り入れてみましょう。
筋トレはお尻や背中など、大きな筋肉を鍛えられるトレーニングが効果的です。有酸素運動は軽いランニングやウォーキングがおすすめです。
ただし運動のしすぎは過度な疲労を招き、かえって男性ホルモン量を減らすおそれがあります。
月間のマラソン距離が長い群はテストステロンが減少し、健康被害が起こったという報告もあります。
参考:日本メンズヘルス医学会「日本メンズヘルス医学会参加記録 “運動ストレス性低テストステロン”と“心的ストレス性低テストステロン”という病名の提案 」
運動を始める方は、適度な強度や量を心がけましょう。
4.十分な睡眠

性欲を向上させるには十分な睡眠をとることが大切です。睡眠不足は抑うつやテストステロン量の低下による、性欲減退を引き起こすおそれがあります。
適切な睡眠時間は人それぞれなので、次の日に疲れが残っていなければ何時間でも構いません。
もし7〜8時間ほど睡眠をとっても疲れているようであれば、睡眠の質が低下している可能性があります。
睡眠は時間だけでなく、質も重要です。下記のことを意識して、質の良い睡眠をとりましょう。
- 夕方以降にカフェインをとらない
- 寝るためにお酒を飲まない
- 寝る前はスマホやパソコンを見ない
- 休日に1時間以上の寝だめをしない
参考:e−ヘルスネット(厚生労働省)「アルコールの作用」
参考:NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター「カフェインと睡眠 」
寝る前は刺激を避けることで、睡眠の質が高まりやすくなります。
5.男性ホルモンの補充

性欲減退が顕著であり、加えて疲労感や抑うつなどの症状が現れている場合は、男性更年期障害(LOH症候群)を発症している可能性があります。
医療機関を受診のうえテストステロン補充療法を検討しましょう。
テストステロン補充療法とは注射や塗り薬によって、テストステロンを補う治療方法です。テストステロン量が増加することで、性欲の向上が期待できます。
治療はメンズヘルス外来や泌尿器科などで受けられます。治療の際には血液検査や尿検査、前立腺疾患に関する検査を行います。
なお、前立腺疾患がある方はテストステロン補充療法は行えません。
男性の性欲に関するよくある質問

男性の性欲に関するよくある質問をまとめました。
Q.性欲が強い男性は仕事ができるというのは本当ですか?
性欲の強さと仕事ができるかどうかに、直接的な関連はありません。
テストステロン値が高い男性はバイタリティがあり、社交性が高いといわれているため「仕事ができる」といわれるようになったのかもしれません。ただし、あくまでも傾向があるというだけです。
テストステロン値が高いと必ず性欲が強く、かつバイタリティがあるというわけではありません。
Q.市販の精力ドリンクは性欲減退に効果がありますか?
市販の精力ドリンクに性欲を向上させる効果はありませんが、疲労が回復したり栄養が補われたりすることで、元気を取り戻せる可能性はあります。
Q.男性の性欲アップに効果的なサプリはありますか?
サプリは医薬品ではないため、性欲を向上させる効果はありません。
ただし以下のような成分は、男性の健康を維持する目的でサプリとして販売されています。
- アルギニン
- シトルリン
- マカ
- 亜鉛
など
あくまでもサプリは栄養を補う目的の食品であるため、すぐに体調が変化するわけではありません。バランスの良い食事を心がけ、補助的に使うようにしましょう。
Q.40代で全く性欲がないのは異常ですか?
性的刺激を受ける場面があっても全く性欲を感じないのであれば、何かしらの異常があるかもしれません。
性欲に影響する男性ホルモン(テストステロン)の分泌量は、30歳前後をピークに低下していきます。テストステロン量の低下が原因で、性欲が減退している可能性があります。
Q.性欲が強くて困っています。性欲減退させる薬はありますか?
「抗男性ホルモン剤(抗アンドロゲン薬)」という薬には、性欲を減退させる効果があります。
通常は前立腺肥大や前立腺がんに使われる薬ですが、性依存症の治療にも使われます。
ただし、性欲が強いことと性依存症は別物であるため、医学的に異常があることが認められなければ処方はしてもらえません。
性欲が強すぎることで社会生活に支障をきたしている場合は、受診してみましょう。
まとめ

男性の性欲がなくなる原因には、下記のようなものがあります。
- 不安やストレスなどの心理的要因
- 病気の症状
- 薬の副作用
- 男性ホルモン量の低下
とくに男性ホルモンの影響は大きく、分泌量がピークを迎える30歳前後を超えると、性欲は徐々に下がっていく傾向にあります。
男性ホルモン量を増やすことで、性欲が戻る可能性は十分にあります。ストレス解消や生活習慣の改善を行っても性欲が向上しない場合は、治療を検討しましょう。
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