Mint+のお役立ちコラム Vol.3
< なんとなくの体調不良、見逃さないで! >

個人差はありますが、閉経を迎える
前後5年間を含む45~55歳ごろを
「更年期」と呼びます。
この時期には、女性ホルモン(エストロゲン)の
分泌が急激に減少することで
ホルモンのバランスが崩れ、
「最近なんとなく体調が悪い…」と、
いわゆる「更年期」に関わる心身の不調を
感じることが増えてきます。
ほてる、汗がでる、だるい、疲れやすい、
眠りが浅い、以前より冷え性がひどくなった、
などの症状が出てきたら、放っておかずに
早めの対処をしましょう。

監修:吉村𣳾典先生 慶應義塾大学名誉教授

最近ありませんか? こんな体調不良

更年期によくみられる症状をチェックしてみましょう。おすすめ対処法もご紹介します。

更年期特有の症状を
軽くする方法はあるの?

更年期を乗り切るには、まずは生活で工夫を!

ストレスの解消

更年期は、体調の変化や、周囲の環境の変化など、多方面でストレスを感じる出来事が多い時期です。これまでの生活スタイルを変えることも必要になるかもしれませんが、自分のこれからを見つめ直すいい機会とも言えます。でも、考えすぎは禁物。趣味やリラクゼーションなど、こころとカラダが楽しいと感じることを日常に取り入れ、ストレスを解消することが大切です。

更年期の女性が迎える変化・転機

生活の工夫

定期的に運動している人は、更年期症状が軽いという報告もあります。調子のいいときは、軽く汗ばむくらいの運動をするといいでしょう。このコラムで紹介する体操・呼吸法もぜひ取り入れてみてください。
また、朝の光はうつ症状にいい作用をもたらします。気持ちの落ち込みが気になるときは、朝日を浴びながらウォーキングすると、心身を健やかに保てるかもしれません。

食生活の工夫

更年期は高血圧や糖尿病などの生活習慣病を発症しやすい時期でもあるので、食生活の見直しも大切です。大豆に多く含まれているイソフラボンは、体内でエストロゲンと同様の働きをする物質として有名です。積極的に大豆食品をとりいれたり、カルシウムが不足しないように心がけましょう。

気をつけたい体のサイン
「こんなときは病院へ!」

セルフケアを取り入れても体調がよくならない、つらい症状のせいで日常生活にも支障がある…そんな不安な状況が続くようであれば、早めに婦人科や更年期外来の受診を検討しましょう。

また、更年期障害でよくみられる症状は甲状腺の病気、心臓の病気、貧血など、他の病気でも起こりうるものです。つらい症状の原因を知り、適切な治療をするためには、医療機関でのチェックも重要です。
他の病気を見逃さないためにも受診をお勧めします。

更年期の症状は、人それぞれ。
自分らしく生きるためにも、
自分のカラダと
こころの
変化を見つめて、上手に
付き合って
いくことが大切なんだね。
PAGE TOP