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血液はカラダの中を巡る重要な体液で、骨髄でつくられます。全身に酸素や栄養分、ホルモンなどを届ける役割があります。
「貧血」とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が少なくなった状態です。ヘモグロビンは血流に乗って酸素をカラダのすみずみまで運ぶ働きをしています。
そのため、ヘモグロビンの量が低下するとカラダの組織に十分な酸素が行き渡らず、さまざまな不調があらわれるようになります。
貧⾎は、赤血球のもとである「鉄分」の不足によるものというイメージが強いかもしれませんが、実はさまざまな原因があります。
赤血球・ヘモグロビンを作れない
赤血球・ヘモグロビンがなくなってしまう
女性には月経という定期的な出血があるため、貧血になりやすいと言えます。また、ライフステージとともに貧血になる原因は変わっていきます。
鉄欠乏性貧血
摂取する鉄分の量よりも消費される量が多くなると鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。鉄欠乏性貧血、
他の病気による貧血
栄養不足による貧血
赤ちゃんに栄養を与えることで、月経周期や月経量の
異常による貧血
造血機能の衰えによる
貧血や、
がんなどによる貧血
貧⾎を予防するため、日ごろから赤血球・ヘモグロビンを作るための鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB12などの栄養素をバランスよく、食事から摂るように心がけましょう。
栄養素 | 多く含む食品の例 |
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鉄 | レバー(豚・鶏)、卵黄、煮干し(かたくちいわし)、あさり、しじみ、⼩松菜、ホウレン草、きな粉、湯葉、ごま、切り干し大根、きくらげ、ひじき、のり、 ココア、小麦胚芽 など |
亜鉛 | 牡蠣(かき)、するめ、牛肉、豚レバー、ナチュラルチーズ、 小麦胚芽、かつお節 など |
葉酸 | のり、海藻類、レバー(豚・鶏・牛)、大豆類、ドライマンゴー など |
ビタミンB12 | 白鮭、しじみ、煮干し(かたくちいわし)、あさり、レバー(鶏・牛)など |
貧血の治療は原因ごとに異なります。
月経がある時の貧血は、子宮筋腫などの婦人科の疾患が原因であることも考えられます。「よくある症状」と油断せず、貧血の症状がある方は、医師に相談して原因を特定し、適切な治療を受けるようにしましょう。