
老猫の体重減少の原因と
隠れた病気のリスク
※本ページはプロモーションが含まれております
ネコの体重が減る原因はさまざまですが、健康上の問題が隠れている可能性があります。特に高齢のネコでは、病気の兆候であることが多いため、注意が必要です。
もっと見る
こちらの記事は4分程度で読むことが出来ます。
ネコの体重が減る原因はさまざまですが、健康上の問題が隠れている可能性があります。特に高齢のネコでは、病気の兆候であることが多いため、注意が必要です。
高齢ネコとは?
一般的に、高齢のネコ(シニア期)とは 7歳以上のネコを指します。ただし、さらに細かく分類すると以下のようになります。
- 成熟期(Mature):7~10歳
- シニア期(Senior):11~14歳
- 老齢期(Geriatric):15歳以上
特に 11歳以上 になると老化の兆候が現れやすくなり、定期的な健康診断が推奨されます。15歳を超えると認知機能の低下や関節炎などの加齢に伴う問題が増えてくるため、より注意が必要です。
ネコの体重減少の主な原因
病気による体重減少
病気が原因で体重が減る場合、以下のような疾患が考えられます。
1.甲状腺機能亢進症
- 食欲は増えるのに体重が減る
- 多飲多尿、活動的になる、嘔吐や下痢がある
※この病気は特に高齢ネコに多いです。症状は気づきにくいので、7歳頃から検査を受けてみるのもよいでしょう。
2.糖尿病
- 食欲が増えているのに痩せる
- 水をたくさん飲む、トイレの回数が増える
- 進行すると元気がなくなり、食欲が低下
3.腎不全(慢性腎臓病)
- 高齢ネコに多い
- 食欲不振、嘔吐、脱水、毛艶が悪くなる
- 水をたくさん飲むが、体重が減る
4.消化器系の病気(腸炎・リンパ腫など)
- 嘔吐や下痢が続く
- 食欲はあるのに痩せることも
5.がん(悪性腫瘍)
- 体重の減少が急激に進む
- 食欲が低下し、元気がなくなる
6.歯や口の病気(歯周病・口内炎)
- 食事をしたがらない、よだれが増える
- 口の痛みで食べにくく、結果的に体重が減る
食事や環境の変化
病気以外の理由で体重が減ることもあります。
1.食事の好みが変わった
- ネコは偏食になりやすいため、キャットフードの種類や味が気に入らずに食べないことがある。
- 高齢ネコは嗅覚や味覚が鈍るため、今までのキャットフードを食べなくなることもあります。
2.ストレス(環境の変化)
- 引っ越しや家族の変化(新しいペットや赤ちゃん)などが原因でネコがストレスを感じ、食欲が低下することもあります。
- 多頭飼いの場合、他の猫に餌を取られていることがあります。
3.年齢による変化(高齢ネコ)
- 老ネコは筋肉量が減り、自然に痩せていくことがある。
- 病気の可能性もあるため、健康診断を受けることが大切です。
ハサミやブラシで少量の体毛を採取して、専用の袋に入れ、ポストに投函するだけでネコの健康チェックができる!
※本検査キットは、特定の疾患を診断するものではございません。
体重が減少したネコの受診の目安(いつ病院へ行くべき?)
次のような症状がある場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。
- 食欲があるのに痩せる(特に高齢ネコ)
- 短期間で急激に体重が減った(1ヶ月で5%以上の減少は要注意)
- 多飲多尿(たくさん水を飲み、トイレが増える)
- 嘔吐・下痢が続く
- 元気がなく、寝てばかりいる
- 毛並みが悪くなった、毛が抜ける
- 口の中を痛がり、食べたがらない
自宅でできる対策(体重減少を防ぐには?)
(1) 食事の工夫
- 高齢ネコに適したフードを選ぶ
- シニア用フードや療養食を検討。
- ウェットフードを取り入れる
- 水分補給にもなり、食べやすい。
- 食事の回数を増やす
- 少量ずつ、1日4~5回に分けて与える。
(2) ストレスを減らす
- 静かで落ち着ける環境を作る(新しいペットや大きな音に注意)
- 食事場所を変える(他の猫と別の部屋で食べさせる)
(3) 体調チェックを習慣にする
- 体重を週に1回測る(急な減少がないか確認)
- 毛並みや飲水量の変化を観察
まとめ
体重減少は病気のサインかも!特に高齢ネコは注意。
食欲があるのに痩せる場合、甲状腺疾患・糖尿病・腎臓病を疑う。
急激な体重減少、食欲不振、多飲多尿があれば動物病院に相談してみてもよいでしょう。
食事の工夫やネコのストレス管理で健康をサポートしましょう。
愛ネコの健康を守るためにも、日頃から体重管理をし、異変を感じたら早めに獣医師に相談しましょう。
※本検査キットは、特定の疾患を診断するものではございません。
監修獣医師より
コルチゾールは猫のストレスにより分泌量が増えます。そのため、ストレスホルモンとも呼ばれます。愛猫のストレスサインを早めにキャッチして愛猫のパフォーマンスを上げるためにも定期的に4カ月~6カ月に一度はこのキットでストレスホルモンを測ってあげましょう。また、過剰なホルモン量はクッシング症候群、過少なホルモン量はアジソン病の可能性があります。病気の早期発見にもこのキットは役立ちます。愛猫の日々の健康管理のために、このキットを利用してみてはいかがでしょうか。
ピックアップ記事
-
クラウドファンディングへのご協力ありがとうございました!
-
クリニック経営におけるホルモン検査技術のご活用について
-
やる気がでないのは病気のせい?原因や対処法を解説
-
だるい・眠い・何もしたくないと感じる原因は男性更年期障害かも?症状や対策を解説
-
テストステロンとは|男性の身体に与える影響や増やし方について
-
筋トレとテストステロンの関係とは?効率よくテストステロンを増やすポイントやおすすめトレーニングを紹介
-
40~50代のめまいは男性更年期障害の可能性あり|原因や改善方法を解説
-
男性更年期障害に漢方薬は効果ある?症状別におすすめの漢方薬を紹介
-
テストステロンを増やす食べ物は?おすすめメニューやコンビニで買えるものも紹介
-
男性更年期障害は何科に行けばいい?病院の検査の流れや治療内容を解説
AGA
テストステロン
コルチゾール
PMS
更年期
ネコの健康