愛ネコの行動から知る！
ネコの気持ち

こちらの記事は4分程度で読むことが出来ます。

ネコの行動の意味①嬉しいとき

1.　しっぽをピンと真っすぐに立てる

ネコがしっぽをピンと立てて近づいてくることがあります。これは愛情表現の表れで、子ネコが母ネコに近づく際の名残と言われています。飼い主が帰宅したときや、ごはんの時間が近づいたときなどに多く見られる行動です。

2.　立てたしっぽの先をプルプルと震わせる

この行動はネコがとても嬉しいと感じているときに見られます。飼い主に対して最上級の愛情を示しています。

3.　立ち上がる

おもちゃに興味がある時や、好奇心を感じた時、後ろ足だけで立ち上がること　があります。ネコが楽しい、嬉しいと感じているときに加え、遠くのものを見ようとするときにも多い行動です。

ネコの行動の意味②寂しいとき

1.　鳴くことが増える

ネコが寂しいと感じた時に普段よりも頻繁に鳴くことがあります。特に「アオーン」という低く大きめな声で鳴くことがあります。

また、高齢のネコが普段よりも鳴くことが増える場合、甲状腺の疾患、腎臓病などが隠れていることもあります。

2.　過剰に甘える

普段はあまり膝の上に乗りたがらないようなネコが頻繁に膝の上に乗ってきたり、体を飼い主にスリスリと擦りつけたりする行動が増えます。この行動は甘えたいときにもみられますが、過剰な場合は寂しさが隠れていることがあります。

3.　いたずらをする

テーブルや棚に置いてあるものを落とす、家具やカーテンに爪を立てて引っ掻く、トイレ以外の場所で粗相をするといったいたずらをすることがあります。寂しさから、飼い主の注意を引こうとしている可能性があります。

4.　過度のグルーミング　(毛づくろい) 

ネコは環境の変化など不安やストレスを感じた際に毛づくろいをして気持ちを落ち着かせようとすることがあります。しかし過度な毛づくろいが続く場合は、ノミ・ダニやアレルギーなど皮膚の問題がある場合や、舐めている部位に痛みを感じている可能性があります。

不安に感じる場合は早めに獣医に相談しましょう。

ネコの行動の意味③怒っているとき

1.　毛が逆立つ、しっぽが太くなる

ネコが驚いたり恐怖を感じたりすると、アドレナリンの分泌により毛が逆立ち、しっぽが太くなります。これは外敵に対して自分の体を大きく見せようとするためです。

2.　しっぽを左右に大きく振る

しっぽをブンブンと左右に大きく振るのは、見慣れないものに対して警戒の気持ちを感じていたり、縄張りを守ったりするための闘争心の表れであることが多いです。

3.　イカ耳になる

イカ耳とは、ネコの耳が横に寝ていて外側に向かってピンと張った状態を指します。この状態を正面から見たときに、イカの頭の形に似ていることから、このように呼ばれています。

ネコが怒っているときや威嚇しているときの仕草です。大きな音がしたときや　見知らぬ人が家に来た時などに見られることがあります。

ネコの行動の意味④安心している

1.　喉をゴロゴロ・グルグルと鳴らす

ネコが飼い主に撫でてもらっているときなど、リラックスしているときにゴロゴロと鳴らすことがあります。また、ネコが飼い主に対して愛情を示すために鳴らすことがあり、これは飼い主に対して敵意がないという気持ちを伝えるためです。

2.　おなかを見せて寝転ぶ　(ヘソ天) 

この行動は、ネコが飼い主を信頼していることや、危険に感じるものがないと　きに、安心感からくる行動です。おなかを天井に向けたまま体をねじらせてゴロゴロとするのは、ネコの弱点であるおなかを見せても平気という気持ちの表れです。

3.　香箱座りをする

ネコが前足を折りたたんで体の下にしまう通称「香箱座り」は、ネコ自身がすぐに動き出せない体勢であることから、外敵の存在や恐怖感がなく安心している証拠です。

4.　しっぽをゆっくりと左右に動かす

前述の【３．怒っているとき】の行動でもしっぽの動かし方についてはご紹介しましたが、しっぽをゆっくりと穏やかに動かしている場合には、その意味は変わってきます。

飼い主のそばにいて安心している場合や、何かに興味を持って考え事をして　いる場合など、ストレスを感じていないときのサインにもなります。

5.　前足をふみふみと動かす

ネコが左右の前足を交互にゆっくりと押し出すような動きは、ネコの安心感の表れです。これは、子ネコが母ネコの母乳の分泌を促進するための行動が大人になっても続いているために起こります。飼い主のそばでリラックスしているときに起こりやすいと言われています。

ネコの行動の意味⑤恐怖を感じているとき

1.　腰を落として歩く

周囲を警戒しているときや、見知らぬ動物や人に会ったときに一歩一歩ゆっくりと腰を落として歩く姿が見られます。また、獲物を狙っているときも同様の歩き方をすることがあります。

2.　しっぽを体に添わせる、体を縮めて固まる

ネコが恐怖を感じたときに、自分の体を小さく見せて目立たないようにするため、しっぽを体に添わせることがあります。また、同様の理由で体を縮めて固まることがあります。

ここまでネコの行動から見る感情について紹介してきましたが、ご自身の愛ネコが幸せに過ごせているか、ストレスを感じていないか、気になりますよね。

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まとめ

〈ネコの行動をよく観察し、ネコの健康に活かしましょう〉

　ネコはストレスに非常に敏感な生き物ですが、本能的に不調や病気の症状を隠そうとしてしまう特性があります。ネコが健康に長生きできるよう、ストレスや病気による微妙な行動の変化を見逃さないよう意識しましょう。

また、病気の予防や早期発見の為、異変を感じたら早めに病院を受診しましょう。

※本検査キットは、特定の疾患を診断するものではございません。