ネコの食欲不振の原因とは？ストレス？
病院受診のタイミングを解説

ネコの健康

更新日：2025年09月03日

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普段ならごはんを喜んで食べてくれている愛ネコが、突然食べなくなってしまったら不安に思いますよね。本記事では、ネコが食欲不振になってしまう原因と、動物病院受診のタイミングについてご紹介します。

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ネコの食欲不振～動物病院受診のタイミング～

まとめ

この記事は3分程度で読むことができます。

ネコの食欲不振とは？

ネコの食欲不振とは、ネコが普段通りの量の食事をとらない状態を指します。

一般的に以下のような行動・状態がみられる場合に食欲不振と判断できます。

・絶食：　ごはんを全く食べない。

・食欲減退：　食べる量が明らかに減った。

・偏食：　好きなものしか食べない。普段は食べないようなものばかり欲しがる。

・食事への無関心:　食事に興味を示さなく、ごはんを見せても寄ってこない。匂いを嗅ぐだけで食べない。

食欲不振は、ネコが何らかの不調を抱えているサインであることが多く、注意が必要です。しかしながら、食欲不振の状態は飼い主にとって、比較的気づきやすいネコの異常のサインです。ネコの異変を見過ごさないことが大切です。

ネコが食欲不振になる原因

病気による原因

①口腔内の病気（口内炎・歯周病など）

　ネコの口内炎・歯周病は、どちらもネコに非常に強い痛みを与えます。その為、食欲

不振の大きな原因となります。

主な症状として、口臭や、口からよだれを垂れ流すようになることもあります。また、痛みにより口元を触られるのを極端に嫌がり、攻撃的になることもあります。

②慢性腎臓病

　ネコの慢性腎臓病は、高齢のネコに非常に多く見られる病気です。「サイレントキラー」とも呼ばれ、飼い主が気づいた時にはかなり進行していることが多いという特徴があります。1度失われた腎臓の機能は元には戻らず、完治が難しい病気です。治療の目的は、病気の進行を遅らせ、症状を緩和してあげることになります。その為、特に7歳を超えたら、半年に1度程度血液検査や尿検査を行うことが推奨されています。

③消化器系の病気

　ネコの食欲不振に関連する消化器系の病気は、胃腸炎、炎症性腸疾患、膵炎、肝臓病など様々ですが、中でも「肝リピドーシス」は、ネコの肝臓病の中で最も多い病気です。食欲不振が長く続き、栄養不足に陥ったネコに発生しやすいという特徴があります。早期発見・早期治療を行えば、回復する可能性が高い病気です。ネコの食欲不振に気づいたらすぐに動物病院で受診しましょう。

④感染症

　「猫風邪」、「猫エイズ」、「猫白血病」といった感染症も食欲不振に影響を与えます。「猫風邪」では風邪症状として、くしゃみや鼻水、鼻づまりが起こり、ネコの嗅覚を鈍らせることにより、また「猫エイズ」や「猫白血病」は免疫系などに影響を与え、免疫力の低下を引き起こすことにより、直接的、または間接的に様々な合併症が起こることがあります。そのことが食欲不振に繋がります。