更年期に体に熱がこもるのはなぜ?更年期のホットフラッシュについて解説します!

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ホットフラッシュは、更年期における代表的な症状の一つで、急激な体温上昇、顔のほてり、過剰な発汗などを特徴とし、日常生活に支障をきたすことがあります。
本記事ではホットフラッシュが起きた時の対処法も詳しく解説します。

更年期障害の一つ「ホットフラッシュ」

ホットフラッシュは、更年期における代表的な症状の一つであり、閉経前後の約10年間にわたって現れる更年期障害の一部です。
日本の女性の閉経平均年齢は50歳であり、更年期の症状がこの年齢周辺でよく見られます。

ホットフラッシュは、急激な体温上昇、顔のほてり、過剰な発汗などを特徴とし、日常生活に支障をきたすことがあります。

更年期に起こる血管・運動神経系の症状

次に更年期に起こる血管・運動神経の症状について解説します。

ほてり

ほてりの発作では、特に胸のあたりから上半身にかけて、急激な熱感が広がります。

また、ほてりに伴って発汗が増加し、心臓の動悸も感じることが多いです。
発汗の程度は個人差があり、ジワーッと汗ばむことから、滝のように汗をかくことまでさまざまです。

ほてりの後、急に身体が冷え、寒気を感じることがあります。

数分に1回から1〜2時間に1〜2回の頻度で発作が現れることがあります。
緊張したり感情が高まったりすると発生しやすいことがあります。

動悸・息切れ

女性ホルモンの制御: 女性ホルモンは脳の視床下部によってコントロールされます。
更年期になると、卵巣の機能が衰え、女性ホルモンの分泌が不安定になります。

視床下部は女性ホルモンが減少したという情報を受けて、性腺刺激ホルモンを過剰に分泌し続けることがあります。
これにより、視床下部が過度に刺激され、さらにパニック状態に陥ることがあります。

視床下部は自律神経や免疫系の中枢でもあります。
このため、視床下部の過度な刺激により、自律神経のバランスが崩れることがあります。

自律神経は拍動や呼吸などの生体機能をコントロールしています。
したがって、自律神経のバランスが崩れると、動悸や息切れなどの症状が引き起こされる可能性があります。

寝汗・発汗

寝汗は「ホットフラッシュ」と同様、更年期における代表的な症状の一つです。
これは血管運動神経症状の一部であり、女性の更年期によく見られます。

ホットフラッシュは昼夜を問わず発生することがあり、特に夜間に起こることがあります。
このため、就寝中にほてりや発汗が起こり、睡眠に影響を与えることがあります。

寝汗がひどい場合、何度も目覚めることがあり、これが継続すると睡眠障害につながる可能性があります。

むくみ

更年期になると、女性ホルモンの変化に伴い、自律神経のバランスが崩れることがあります。
自律神経は血液の流れを制御する重要な要素であり、その乱れが血液の流れに影響を与える可能性があります。

具体的には、血液の循環が悪化し、血管から血液中の水分が漏れやすくなることが、むくみの一因とされています。

むくみは通常、下肢(足や足首)や手首、顔などの部位で見られます。
これは局所的な水分の滞留によるもので、腫れや腫れた感じを伴います。

むくみによる症状には、腫れ、重さ、緊張感、不快感などが含まれます。
特に足のむくみは足の動きに制限をもたらし、歩行や立ち上がりが難しくなることがあります。

更年期に体に熱がこもる原因

更年期に入ると、女性の卵巣からのエストロゲンの分泌が減少します。
エストロゲンは、血管の収縮や拡張を調整する役割を果たしており、その減少によって血管の調節機能が乱れ、体温調節に影響を与えます。

この結果、のぼせやほてりなどの症状が現れることがあります。

また、更年期において、自律神経のバランスが乱れることがあります。
自律神経は、体温調節にも関与しており、その乱れが体温の上昇や熱感を引き起こす原因となります。

更年期におけるのぼせやほてりは、特定のトリガー要因によって誘発されることがあります。

例えば、暖かい環境での滞在、ホットドライヤーの使用、辛い食品やアルコールの摂取などが挙げられます。
これらの要因が体内の温度調節メカニズムに影響を与え、熱感を増強させることがあります。

更年期に体に熱がこもる時の対処法

更年期に体に熱がこもる時の対処法について解説します。

ホルモン補充療法

ホルモン補充療法(HRT)は、女性ホルモンの不足を補充する治療方法であり、主に更年期症状の管理に使用されます。

更年期症状は、女性ホルモンのバランスの変化によって引き起こされ、ホットフラッシュなどの症状がその代表的なものです。
HRTはこれらの症状を緩和し、患者の生活の質を向上させるのに役立つ治療法として広く知られています。

漢方薬

漢方薬は、「ホットフラッシュ」などの更年期症状に対する治療方法として、気・血・水の漢方学的観点から患者の「証」を診ながら選ばれます。
ホットフラッシュの原因は気の不調(気滞、気虚)や血の問題、お水のバランスによるものとされ、それぞれに対応した漢方薬があります。

抗うつ薬・向精神薬

抗うつ薬(SSRI、SNRIなど)は、ホットフラッシュの症状を軽減するために効果があることが知られています。

特に、HRT(ホルモン補充療法)が適応にならない場合や、うつ症状が同時に存在する場合、医師によって処方されることがあります。
これらの抗うつ薬は、ホットフラッシュの頻度や強度を減少させる効果が期待されるため、適切な診断と処方の下で使用されます。

また非薬物療法として、臨床心理士や心理カウンセラーの心理療法やカウンセリングが選択肢として考えられます。
これらの専門家は患者と協力して、ホットフラッシュの根本的な原因を特定し、生活習慣の改善や運動療法などを通じて症状の軽減をサポートします。

このようなアプローチは、薬物療法と組み合わせて、ホットフラッシュの管理に役立つことがあります。

食事・運動

大豆の摂取は、女性ホルモンに似た作用をするイソフラボンを含み、更年期症状の緩和に寄与します。

特にエストロゲンと似た働きをするため、毎日の摂取が効果的とされています。
大豆製品や豆腐、納豆、大豆ミルクなどが含まれます。

自律神経の整え方も重要で、ストレスの軽減やリラックスタイムの確保が副交感神経を促進し、自律神経のバランスを整えます。
具体的な方法としては、ストレス解消のために趣味や好きなことを楽しむ、友人や家族とコミュニケーションを取る、深呼吸や瞑想を試す、軽い運動やストレッチを行うなどがあります。

自律神経を整える

日常生活でのストレスは自律神経の不均衡を引き起こす原因の一つです。
ストレスを解消するために、気持ちを吐露することが大切です。

辛いことや悩み事は家族や友人に相談しましょう。
話すことで気持ちが楽になり、ストレスが軽減します。

また、忙しい日常生活の中で、自分自身にリラックスできる時間を作ることが重要です。

リラックスする方法は人それぞれ異なりますが、好きな音楽を聴く、深呼吸や瞑想を行う、軽めの運動をする、ラジオ体操など、自分が楽しめる活動を見つけましょう。
これによって、心身の解放感を感じることができ、自律神経の調整が促進されます。

更年期に体に熱がこもることに関してよくある質問

更年期以外に体に熱がこもる原因は何がありますか?

ホットフラッシュは女性ホルモン、エストロゲンの減少と関連が深いのですが、必ずしも更年期特有のものではありません。
バセドウ病でも、同様な症状が出ます。

女性の更年期とバセドウ病がよく見られる年齢層が近いため、混同されることがあります。

また、躁鬱病でも同様にホットフラッシュの症状が出やすく、特に躁状態のときに、エネルギーが溢れて体温が上がることがあります。
これがホットフラッシュと似ているとされています。

さらに、糖尿病や過度のストレスなど、他にもさまざまな状態がホットフラッシュに似た症状を引き起こすことがあります。

更年期で身体がほてった時に簡単にできる対処法を教えてください

更年期で身体がほてった時に簡単にできる対処法ですが、軽い綿の服や涼しい素材の衣類を選び、重ね着をする場合は調整しやすい服を選びましょう。

また、ほてりを感じたら涼しい部屋に移動し、エアコンや扇風機を活用して部屋の温度を下げたり、辛い食べ物や刺激的な飲み物(カフェイン、アルコール)を控え、身体を冷やす飲み物や食べ物を摂ること、ゆっくりと深呼吸をすることでリラックスでき、ほてりを和らげるのに役立ちます。

鼻からゆっくりと息を吸い込み、口からゆっくりと息を吐き出すことを試してみてください。

ホットフラッシュ以外の更年期症状を教えてください

更年期における症状は多岐にわたり、ホットフラッシュ以外にもさまざまな症状が現れることがあります。
更年期には、頭痛や偏頭痛が増えることがあります。

また、肩や首のこりや痛みが感じられることやめまいやふらつきも起こる場合があります。
そして腰痛が増強することもあります。

まとめ

更年期に体に熱がこもることをホットフラッシュといい、自律神経を整えたりとゆっくりと深呼吸をすることでリラックスすることで対処できる場合もあります。
ホットフラッシュの他にも様々な症状が出る場合があり、対処法は症状によって異なります。

もし症状が重すぎて生活に支障が出る場合は無理をせず病院に受診することをお勧めします。

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