更年期障害の症状とは?家庭でできる更年期対策をご紹介!

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更年期障害は、閉経というライフステージに伴い、更年期特有の症状を呈する状態です。
閉経にともない卵巣機能が低下し、それまでエストロゲンによって調整されていた体の多くの機能が正常に作動しなくなり、さまざまな症状が現れます。

この記事では、更年期障害の症状やセルフチェックについて解説します。
最後まで読めば、更年期の不調とどう付き合っていけばいいのかがわかるでしょう。

更年期障害の症状

更年期障害は、多くの症状が報告されています。
以下に、主な症状について解説します。

精神症状

更年期障害における精神的な症状は多様で、具体的には、以下のような症状が挙げられます。

  • 不眠:睡眠の質が低下し、寝つきが悪くなったり、夜中に目覚めたりすることがよくあります。
  • イライラ感:日常の小さなことに対しても怒りやすくなったり、短気になったりすることがあります。
  • 不安感:将来や健康に対する不安が増大したり、不確かなことへの心配が強くなることがあります。
  • うつ症状:気分が沈んだり、無気力感が生じたりすることがあります。
  • 頭痛:偏頭痛を含め、頭痛が頻繁に起こることがあります。
  • めまい:平衡感覚の異常やふらつきを感じることがあります。

これらの症状は、ホルモンバランスの変化に伴う身体的な影響と相互作用して現れることが多く、個人によってその表れ方には大きな違いがあります。

血管運動症状

更年期障害における血管運動症状は、主には以下のようなものがあります。

  • ホットフラッシュ(ほてりやのぼせ):顔や首筋が突然熱くなったり、赤みがかったりする現象です。これは最も一般的な更年期症状の一つで、不快感を伴うことが多いです。
  • 動悸・息切れ:心拍数が急に増加したり、呼吸が困難になったりすることがあります。
  • 寝汗・発汗:夜間に特に発汗が増えることがあり、これは睡眠の質を低下させる原因にもなり得ます。
  • むくみ:手足や顔などがむくむことがあり、これは血管の調節機能の変化によるものとされています。

これらの血管運動症状は、更年期に入る多くの女性が経験するものですが、症状の程度や持続期間には個人差があります。

皮膚・分泌系症状

更年期障害に伴う皮膚および分泌系の症状は、エストロゲンの低下による体の変化が主な原因です。
このホルモンの減少は皮膚の構造と機能に影響を与え、以下のような特有の症状を引き起こすことがあります。

  • 皮膚の変化:皮膚が薄く、緩くなり、小じわが目立つようになったり、軽い衝撃でも青あざができやすくなったりすることがあります。
  • 乾燥した皮膚:肌が脆くなり、乾燥しやすくなることがあります。
  • 大人ニキビやシミ:ホルモンバランスの変化により、大人のニキビが発生したり、顔の産毛が濃くなったりすることがあります。
  • 傷の治りが遅い:肌の修復能力が低下し、傷が治りにくくなることがあります。
  • のどの渇きやドライアイ:体の内部の水分バランスが変化することにより、分泌系の症状が現れることがあります。

これらの皮膚・分泌系症状は、更年期に入る女性によく見られるものですが、症状の程度や持続期間には個人差があります。

消化器系の症状

更年期障害に伴い、消化器系にも様々な症状が現れることがあります。
これらの症状は、更年期におけるホルモンの変動、特にエストロゲンの低下と自律神経の不調和が主な原因です。

具体的な消化器系の症状には以下のようなものが含まれます。

  • 吐き気:ホルモンのバランスの乱れが原因で、特に朝などに吐き気を感じることがあります。
  • 胃の不快感や胸やけ:エストロゲンの減少が消化機能に影響を及ぼし、胃もたれや胸やけを引き起こすことがあります。
  • 下痢や便秘:自律神経の乱れが腸の動きに影響を与え、下痢や便秘のような症状が生じることがあります。

腸の動きは自律神経に大きく依存しているため、その乱れが消化器系の不調を引き起こす大きな要因となります。

運動器官系の症状

更年期障害における運動器官系の症状は、エストロゲンの低下により、自律神経の機能不全や血液循環の問題を引き起こし、それがさまざまな身体的不調に繋がります。
具体的には以下のような症状が挙げられます。

  • 肩こり、腰痛、背中の痛み:筋力の低下や血液循環の不良によって、これらの症状が発生することがあります。
  • 関節痛:エストロゲンの保護がなくなると、関節や骨が弱くなり、炎症を防ぎにくくなることがあります。これが関節痛の一因となり得ます。
  • 手指の痛みやしびれ、変形:特に手の関節に影響を及ぼし、痛みやしびれ、場合によっては変形を引き起こすことがあります。

更年期による運動器官系の症状は、日常生活に支障をきたすこともあります。
必要に応じて医療専門家のアドバイスや治療を受けることが重要です。

泌尿器・生殖器系の症状

更年期障害は、泌尿器・生殖器系にも様々な症状を引き起こします。
主な泌尿器・生殖器系の症状には以下のようなものがあります。

  • 月経異常:更年期の間、月経周期の不規則性や経血量の変動が見られます。これはエストロゲンとプロゲステロンの分泌の変化によるもので、閉経に向かう過程で自然に起こる現象です。
  • 尿失禁:腹圧性尿失禁は、エストロゲンの減少や加齢に伴い骨盤底筋が弱まることが原因です。また、過活動膀胱による切迫性尿失禁も見られ、これは膀胱と尿道の筋肉の機能不全によるものです。
  • 性交痛:閉経後のエストロゲン減少は膣の粘膜を乾燥させ、薄くすることで萎縮性膣炎を引き起こすことがあります。これにより性交時に痛みや出血が起こりやすくなります。

これらの症状は、更年期に伴うホルモンの変動により多くの女性が経験しますが、症状の程度や特性は個人差が大きいです。

 

更年期障害の仕組み

更年期障害の仕組みは、主に加齢に伴う卵巣機能の低下と、それによるホルモンバランスの変化に基づいています。
加齢によって卵巣の機能は徐々に低下し、最終的には完全に停止する状態、すなわち閉経に至ります。

閉経は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に減少する時期として特徴づけられます。

このエストロゲンの減少は、女性の体における多くの機能に影響を及ぼします。
例えば、これまでエストロゲンによって調節されていた体のさまざまな機能が、エストロゲンの減少によってうまく機能しなくなります。

エストロゲンの低下を検知した脳は、卵巣に対してさらにエストロゲンの分泌を促す指令を出しますが、機能低下した卵巣はこれに十分に応えられません。
その結果、ホルモンバランスの乱れが生じ、自律神経の調節も不安定になります。

加齢による身体的変化に加え、心理的因子や社会的な環境などが更年期障害の発生に影響を与えることがあります。
更年期は、ホルモンのバランスが大きく変化する時期であり、特有のさまざまな身体的および心理的症状を引き起こす原因となります。

家庭でできる更年期障害の対策!

更年期障害の対策は、家庭でもできるのを知っていますか?身近な方法で緩和できるため、自分に合った対策を見つけて、心身のバランスを整えましょう。

バランスの良い食事をとる

更年期障害の対策は、バランスの良い食事を摂ることです。和食を中心に、野菜や魚、海藻などの健康的な食材を積極的に取り入れましょう。なかでも、大豆食品は女性ホルモンの働きをサポートし、更年期の症状緩和に期待ができます。

適度な運動をする

二つ目の対策は、適度な運動をすることです。ウォーキングなどの有酸素運動は心臓や血流を改善し、ストレスを軽減し、更年期の不調を緩和する効果が期待できます。日常生活に取り入れやすく、健康維持にも役立ちます。

アロマテラピーを活用する

対策の三つ目は、アロマテラピーを活用することです。アロマテラピーは、精油から抽出された植物の香りを用いて心身のリラックスや健康増進を図る自然療法です。アロマテラピーの取り入れ方は、ディフューザーを使って部屋全体に香りを広げたり、入浴時に香りを楽しんだりなどがあります。なかでも、ラベンダーやローズなどの香りはリラックス効果が高く、更年期のストレス緩和に期待ができます。

 

更年期セルフチェック

自身の症状を点数化して、更年期のセルフチェックをしてみましょう。
自己評価には、以下の更年期症状指数票(SMI)のチェックツールの項目から、「強10点・中6点・弱3点・無0点」の4段階で評価します。

  • 顔がほてるときがある
  • 汗をかきやすくなった
  • 腰や手足などが冷えやすくなった
  • 息切れや動悸がする
  • 寝つきが悪かったり、眠りが浅かったりする
  • イライラして怒りやすくなった
  • 憂うつな気分が続き、くよくよするようになった
  • 頭痛やめまい、吐き気が頻繁におこるようになった
  • 疲れやすくなった
  • 手足の痛みや、腰痛、肩こりがある

このチェックリストの合計点を算出し、以下の診断結果を確認してください。

0~25点:「異常なし」

26~50点:「食事や運動に注意が必要」

51~65点:「更年期・閉経外来の受診を検討」

66~80点:「長期的な計画的治療が必要」

81~100点:「各科の精密検査や長期的な治療が推奨される」

このセルフチェックは、あくまで自己評価ですので、詳しい診断や治療計画は医療機関を受診し決定してください。

更年期障害の検査方法

更年期障害の検査方法について知っていますか?身体の変化を確認し、適切なケアを始めるために、検査は重要です。

 

更年期障害の検査は、血液検査やホルモン検査、心理テストなどがあります。

症状に合わせて適切な検査を行い、病状を評価します。詳細は医師に相談し、適切な検査を受けることが重要です。

更年期障害の治療法

更年期障害の治療法について、気になりますよね。さまざまなアプローチがありますが、自分に合った方法を見つけるために、まずは詳しく知ってみましょう。

ホルモン補充療法(HRT)

ホルモン補充療法(HRT)は、更年期に女性ホルモンの減少が原因で引き起こされる症状を軽減するために使用されます。改善される症状は以下の通りです。

  • ほてりや多汗症の軽減
  • 不安やイライラの軽減
  • 睡眠障害の改善
  • 性欲の低下の改善
  • 骨粗鬆症の予防

漢方

漢方は、体の内側からバランスを整えることで更年期症状を緩和します。体の状態に合わせて漢方薬を処方し、体の不調を改善します。改善される症状は以下の通りです。

  • ほてりや多汗症の軽減
  • 不安やイライラの軽減
  • 睡眠障害の改善
  • 不定愁訴の緩和
  • 体力や抵抗力の向上

向精神薬

向精神薬は、心身の不調を軽減し、日常生活のストレスを軽くできます。情緒不安定やイライラ、不眠などの症状を和らげる効果が期待できます。

更年期障害の症状に関するよくある質問

更年期障害の症状には個人差がありますか?

更年期障害は、男女ともに発症する可能性があり、その症状には大きな個人差があります。
全ての人が更年期を経験しますが、それが必ずしも更年期障害を引き起こすわけではありません。

症状が全くない人から、軽度の症状を感じる人、重度の症状を持つ人、治療を選択する人、しない人まで、個人によって異なります。
そして、乳がんの治療を受けた人や卵巣を摘出した人、ホルモン療法を受けた人などは、年齢に関係なく更年期の症状を経験することがあります。

また、一度更年期障害が治ったと思っても、症状が再発することもあります。

男性の場合、更年期障害の症状は徐々に現れることが多く、気づきにくいといわれています。
男性の更年期障害の症状は、精神的な症状がより顕著に現れる傾向があります。

辛い症状に悩んでいる人は、我慢せずに、適切な医療支援を求めてください。

更年期障害の症状が重い場合病院にいったほうがいいですか?

更年期障害の症状は個々人で異なりますが、これらの症状が日常生活に影響を及ぼすようになった場合は、医療機関を受診することが推奨されます。
特に、症状が身体的な不調や精神的なストレスを引き起こし、職場や家庭生活に支障をきたすようになった場合は、一刻も早く医師の診断を受けることが大切です。

例えば、不明な体調不良、めまいや過度の発汗、家族への過度なイライラなど、自覚症状が生活に大きく影響している場合、これらは更年期障害の可能性があるため、婦人科や心療内科、男性であればメンズヘルス外来などの受診を検討すべきです。
また、更年期障害に伴う症状は、他の病気の兆候である場合も考えられます。

早期に医師の診察を受けることで、がんや生活習慣病、うつ病などの他の健康問題を見逃さないようにすることが重要です。

一人で悩むことなく、適切な治療を受けることで、更年期障害による身体的、精神的な負担を軽減し、生活の質を改善することが可能です。
ですので、症状が重いと感じた場合は、迷わず医療機関への受診をお勧めします。

更年期障害の症状はどのくらい続きますか?

更年期障害の持続期間は個人によって異なりますが、一般的には50歳前後から始まり、50代後半にかけて徐々に症状が和らぐことが多いです。
この時期は女性ホルモンの分泌が大きく変動し、30代のピークから45歳から55歳にかけて急速に減少します。

このホルモンの減少が、さまざまな身体的および精神的な不調を引き起こす原因となります。
多くの女性は50代後半から60代初頭にかけて、ホルモンの分泌が安定し始め、更年期の症状が軽減する傾向にあります。

ただし、更年期の経過は個人差が大きいため、具体的な期間を一概に定めるのは難しいです。

更年期障害と似ている病気はありますか?

更年期障害の症状は、甲状腺の病気とよく似ています。両者の共通する症状には、体調不良や不眠、疲労感、イライラなどがあります。また、更年期障害と甲状腺の異常は、精神的な不安や体のだるさといった症状でも類似しています。

まとめ

更年期障害の発生は、ホルモンバランスの変化とそれに伴う身体の反応、そして個々の生活環境や心理状態などが複雑に絡み合っています。

しかし、更年期障害について理解し早期に対処することで、それらの症状を緩和し、更年期の症状とうまく付き合いながら日常を過ごせる可能性があります。

気になる症状や悩みがあれば、一人で我慢をせずに医療機関を受診してみましょう。

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