更年期で汗が止まらない!?原因や対処法について解説します

更年期で汗が止まらない!?原因や対処法について解説します

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更年期では女性ホルモンのバランスが大きく変動し、多汗などのさまざまな症状が現れることがあります。
この記事では、更年期の汗の原因や対処法について詳しく掘り下げていきます。

更年期の症状に対する理解を深め、より快適な日々を送りましょう。

汗が止まらないホットフラッシュとは?

更年期障害は卵巣機能に伴うエストロゲンの分泌低下と、社会的、環境的、個人的要因などが複雑に絡み合い、器質的な疾患がないにも関わらず、自律神経失調症を中心とした多彩な不定愁訴を主とする症候群とされます。

更年期の症状は様々な要因が絡み合い、症状の強さは個人差が大きいのも特徴です。

更年期の症状は主に下記3種類に分けられます。

  • 自律神経失調症症状:ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり、発汗など)、手足の冷え、動悸
  • 精神神経症状:易怒性、焦燥感、憂うつ感、不眠、頭痛、めまいなど
  • その他:腰痛、関節痛、肩こりなどの運動器症状、易疲労感、悪心、乾燥感、排尿障害など多岐にわたる

ホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)は、更年期の代表的な症状のひとつです。

典型的なホットフラッシュ(のぼせ、ほてり)とは「何の前触れかく、まず胸部に熱感が生じ、瞬間的に首や顔に広がって、首や顔面が紅潮し、しばしば原因もないのに汗がふきだすように流れる現象や、動悸、不安感を伴う」一連の症状をいいます。

発作の持続時間はおおむね1~2分で、日に数回以上を訴えることもあります。発作は時間や場所を選ばないので、夜間にもしばしば出現し、寝汗や睡眠障害の原因にもなります。

例えば、仕事中や家事をしている際に突然発生することで、作業の妨げになることもあります。また、他人の目が気になる場合もあり、心理的な負担になることもあります。

更年期で汗が止まらない原因

更年期における多汗の主な原因は、女性ホルモンの減少による自律神経の乱れです。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れることで、体温、心拍数、血圧の調整が適切に行われなくなり、ホットフラッシュと呼ばれる急なほてりや発汗を生じます。

また、更年期には精神的なストレスが体温調節に影響し、精神性発汗といわれる顔や上半身の多汗を引き起こすことがあります。
これらの発汗は夜間も発生し、睡眠障害の原因となることもあります。

医療機関での更年期障害の治療方法は各個人にあった治療法を行います。診断の際はうつ病や悪性疾患、甲状腺疾患などの除外診断をするので、自己判断で更年期障害と判断するのは注意が必要なため、医師と相談しましょう。

1.薬物療法

a.ホルモン補充療法(HRT)・・・エストロゲン・黄体ホルモンを補充投与する。

b.向精神薬・・・抗うつ薬、抗不安薬など

c.漢方療法

2.心理・精神療法:カウンセリングや認知行動療法などを行う。

別の疾患の可能性も…

更年期障害と似た症状は、他の病気の兆候も考えられます。
特に女性に多い甲状腺機能亢進症は更年期障害と似た症状を引き起こし、心臓への負担や体重減少をもたらすことがあります。

また、高血圧もホットフラッシュのような症状を引き起こすことがあります。
高血圧は動脈硬化を促進し、心臓病や脳卒中などの重篤な病気のリスクを高めます。

更年期に入ると、女性ホルモンの減少に伴い、高血圧のリスクが増加するため、定期的な血圧測定が推奨されます。
そして、過度の発汗や睡眠障害がある場合は、婦人科での相談を検討すべき症状のひとつです。

自己判断をせずに医療機関への受診を検討してみましょう。

更年期で止まらない汗の対処法

更年期の汗対策について以下にまとめていますので、自分に合った方法で、できることから取り入れてみてください。

 

1.通気性の良い服装の選択: 汗をかきやすい更年期には、肌への刺激が少ない素材の衣類を着用し、体温調節を助けましょう。

 

2.リラックス技法の実践: ストレスや緊張を解消するために、落ち着いた音楽をBGMで流したり、アロマオイルを使ったリラクゼーション技法を取り入れてみたり、深い腹式呼吸などで心を落ち着けましょう。

 

3.適度な運動の習慣化: 軽いストレッチやウォーキングなど、体を動かして血行を促進し、更年期症状の緩和を目指しましょう。

 

4.食生活の見直し: 大豆製品に多く含まれているイソフラボンや、緑黄色野菜やナッツ類に多く含まれるビタミンEなどの食品を意識して摂取してみましょう。大豆イソフラボンは女性ホルモンの「 エストロゲン 」 と似た働きをすることがわかり 、細胞にダメージを与える「 活性酸素 」 の働きを抑えてくれる優れものです 。ビタミンEは女性ホルモンの分泌を調整したり、女性ホルモンの代謝に関わるビタミンです。強い抗酸化作用や血行促進作用が期待され、エイジングケア向きのビタミンです。

ブドウ種子ポリフェノールなどによりホットフラッシュを含む更年期症状が改善するとの報告などがあります。「プロアントシアニジン」というブドウの種子に含まれるポリフェノールの一種になります。

 

5.快適な睡眠環境の確保: 寝汗に対処するため、吸収性の良いタオルやベッドパッドを使用し、質の高い睡眠を目指しましょう。

 

6.入浴で体を温める: 40度程度のお湯でゆっくりと入浴し、自律神経のバランスを整え、汗を抑えましょう。

入浴には下記の効果も期待できますので、普段シャワーだけで済まされる方は入浴をする事で症状を和らげる可能性があります。

  • 血行促進し 、 疲労物質排出促進
  • 身体の緊張がほぐれてリラックス
  • 副交感神経 が 優位 になる

更年期の汗に関するよくある質問

最後に、更年期の発汗に対する疑問について回答します。

更年期の発汗はどの部位で多く見られますか?

更年期における発汗は主に上半身、特に顔、首筋、胸などの部位で多く見られます。
この現象は、女性ホルモンの分泌低下が引き起こす自律神経の失調によるもので、特にホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)と呼ばれる症状時に顕著に現れます。

更年期の女性は、突然の温度上昇と共にこれらの部位で強い発汗を経験することが一般的です。

更年期の発汗はどういった場所、何時頃に起こりやすいですか?

更年期の発汗は時間や場所に関係なく発症します。日中だけでなく、睡眠時の夜間に発症することもあり、寝汗や睡眠障害の原因となります。

自律神経失調症に伴う症状の可能性がある場合は、深呼吸、リラックスする活動を行い副交感神経をして優位にして、就寝前に運動する事や、スマートフォンを操作するなど交感神経を活性化させる行動は避けましょう。

更年期の発汗はいつから始まり、いつ頃に終わりますか?

更年期の発汗は、通常、更年期の始まりとともに現れ、閉経後1年程度で症状が改善することが多いです。
更年期の症状は、40代半ばからといわれており、閉経は一般的に50歳前後に起こります。

ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個人差が大きいため、一部の女性は30代後半から更年期の兆候を感じ始めることもあります。
また、閉経後数年経っても、上半身の発汗や顔のほてりなどの症状があり、これらの症状が60歳前後まで続く人もいます。

まとめ

更年期の発汗は、更年期の卵巣機能低下に伴うエストロゲンの分泌低下が原因の自律神経失調症状とされます。
予期せぬ瞬間に訪れる顔や上半身の発汗は、日常生活に大きな影響を与え、閉経後に徐々に落ち着くとはいえ、その時期は個人差があり、悩ましい症状のひとつです。

更年期の症状は一人で抱え込むものではなく、周りの協力や専門の医療機関のサポートを受けることで、より快適な日々を送りましょう。

※参考資料:病気がみえる Vol.9 婦人科・乳腺外科 第4版

※更年期からの輝きー若さの秘訣:ホルモン療法のすすめ

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