女性だけに起こる特有の病気や、
男性より女性の方が
発症しやすい
病気があるのをご存じですか?
ここでは、女性に多い病気と
その症状についてご紹介します。
紹介します!
知っておきたい女性特有の病気
月経痛や月経不順、
よくあることと放置していませんか?
月経痛、月経不順は女性に多くみられる症状ですが、中には子宮内膜症、子宮筋腫などといった病気が原因で起こる場合もあります。
よくあることだからと油断せず、気になる症状があったら産婦人科医に相談してみましょう。
子宮内膜症
【よくある症状】
- ・月経痛がだんだんとひどくなってきた
- ・月経のとき以外も下腹部の痛みや腰痛がある
- ・性交痛や排便痛がある
- ・子どもを望んでいるけれどなかなか妊娠しない
子宮腺筋症
【よくある症状】
- ・強い月経痛がある
- ・月経痛がだんだんひどくなってきた
- ・月経量が多い
- ・めまいや立ちくらみといった貧血の症状がある
子宮筋腫
【よくある症状】
- ・月経量が多かったり、レバーのような
塊(かたまり)が出る
- ・月経が1週間以上続く
- ・めまいや立ちくらみといった貧血の症状がある
- ・頻尿・便秘・腰痛などがある
- ・子どもを望んでいるけれどなかなか妊娠しない
多嚢胞性卵巣症候群
【よくある症状】
- ・月経がなかなか来ない、または無月経である
- ・毛深い、ニキビ、声が低いことが気になる
- ・太り気味である
- ・子どもを望んでいるけれどなかなか妊娠しない
放っておけない貧血
「貧血」とは?
血液はカラダの中を巡る重要な体液で、骨髄でつくられます。全身に酸素や栄養分、ホルモンなどを届ける役割があります。
「貧血」とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が少なくなった状態です。ヘモグロビンは血流に乗って酸素をカラダのすみずみまで運ぶ働きをしています。
そのため、ヘモグロビンの量が低下するとカラダの組織に十分な酸素が行き渡らず、さまざまな不調があらわれるようになります。
貧血の症状

女性のライフステージと貧血の関係は?
女性には月経という定期的な出血があるため、貧血になりやすいと言えます。また、ライフステージとともに貧血になる原因は変わっていきます。
女性のライフステージと
起こりやすい貧血のタイプ
鉄欠乏性貧血
摂取する鉄分の量よりも消費される量が多くなると鉄欠乏性貧血が起こりやすくなります。
- 過度なダイエットや偏食に気をつけて!
鉄欠乏性貧血、
他の病気による貧血
婦人科系や消化器系の
病気などによって出血が持続すると、貧血になることがあります。
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栄養不足による貧血
赤ちゃんに栄養を与えることで、
栄養不足による貧血を起こすおそれがあります。
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月経周期や月経量の
異常による貧血
閉経が近づいて月経周期が
短くなったり、子宮筋腫や
子宮腺筋症による過多月経が続くと貧血を起こしやすくなります。
造血機能の衰えによる
貧血や、
がんなどによる貧血
がんや消化器系の病気などが原因で
引き起こされる貧血もあります。
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女性に多い甲状腺の病気
そもそも甲状腺って?
甲状腺とは、のどぼとけの下にある蝶ような形をした臓器で、甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンは、カラダ全体の新陳代謝を促進する働きがあります。通常、甲状腺ホルモンは、多すぎたり少なすぎたりしないようバランスが保たれていますが、甲状腺の働きに異常があらわれると、そのバランスが崩れてしまいます。
甲状腺の病気による主な症状は?
甲状腺ホルモンが多い時にあらわれる症状
(主にバセドウ病)
- 疲れやすい
- 汗をかきやすい
- 暑がり
- 体重が減る
- イライラ感、集中力低下
- 息切れ、動悸
- 筋力の低下
- 手指がふるえる
- 希発月経(月経の回数が少なくなること)、 無月経
- 軟便
- 甲状腺(首・喉元あたり)が腫れたり太くなる
- 目が飛び出して見える
甲状腺ホルモンが少ない時にあらわれる症状
(主に橋本病)
- 疲れやすい
- 寒がり
- むくみ
- 体重が増える
- 眠気、記憶力低下
- 息切れ、脈がゆっくり
- 筋力の低下
- 動作が遅くなる
- 無排卵、無月経
- 便秘
- 甲状腺(首・喉元あたり)が腫れたり太くなる
- まぶたの腫れ
女性に起こりやすい
病気を知っておくことで、
早めに対応することができるよ。
気になる症状がある場合は、
医師に相談してみよう!