原発性胆汁性胆管炎(PBC)

中年女性

原発性胆汁性胆管炎とは、自らの胆管細胞を自分の体内の免疫が破壊してしまう自己免疫疾患で、肝臓内の「胆管」と呼ばれる部分に炎症が起きます。これにより、肝臓内に胆汁がうっ滞(正常に流れることが出来なくなりその場に溜まってしまうこと)することによってかゆみなどの症状が現れます。中年女性にみられることが多く、甲状腺疾患など他の自己免疫疾患を合併することも多いと言われています。掻痒感ないし黄疸、食道胃静脈瘤を合併している場合、この疾患は医療費助成の対象となります。

原発性胆汁性胆管炎(PBC)

原発性胆汁性胆管炎(PBC)の治療

肝臓の機能を改善するおくすりやかゆみを抑えるおくすりを服用します。

監修:埼玉医科大学 消化器内科・肝臓内科 教授 持田 智 先生

※ここでの情報はあくまで基本の情報であり症状は人それぞれで違う場合もあります。不安な点は主治医、肝臓専門医等に相談してください。