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概要

当社では、経営理念である「先端の創薬を通じて、人々の健康と明日の医療に貢献する」を念頭に、アンメット・メディカルニーズに応えられる価値の高い新薬の継続的な創出を目指して、研究開発力の強化に取り組んでいます。当社は、先端の技術と長年にわたり蓄積した性ホルモン、内分泌ホルモン研究の経験、そして積極的なオープンイノベーションの活用により、オリジナリティに富んだ多くの自社開発品を創出してきました。2020年、オープンイノベーションをより一層推進するため、研究拠点を「湘南ヘルスイノベーションパーク」に全面移転しました。これにより、外部との連携がさらに強化され、急速な技術の進歩に対してフレキシブルに対応できる研究体制が構築できたと考えています。開発活動においては、私達が得意とする内科、産婦人科、泌尿器科を基軸とし、ニッチな領域や希少疾患においても、健康への貢献度が高い製品の開発に取り組んでいます。効率的・効果的な開発を進めるため、国内外のパートナーとのアライアンス活動も積極的に行っており、患者さんに一日も早く有用な新しい治療薬をお届けすることを目指しています。

重点領域

私達は、当社の強みである内科(消化器、甲状腺)領域、産婦人科領域、泌尿器科領域に注力し、新薬のシーズを探索しています。自社創製品の導出も見据えた活動に加え、導入品の評価・開発についても積極的な活動を行っています。また、疾病の治療だけでなく、QOL向上や予防から予後までを視野に入れ、トータルヘルスケアに留意したシーズ探索、アライアンス活動や臨床開発も進めます。

研究における倫理的配慮

当社では、動物の愛護および管理に関する法律や厚生労働省の基本指針(※1)に準拠した社内規程を策定し、動物福祉に配慮した動物実験を行っています。すべての動物実験は3R(※2)の原則を念頭に計画し、動物実験委員会による審査および実施機関の長の承認を受け、AAALACインターナショナル(国際実験動物管理公認協会)(※2)の認証施設内で行っています。また、年1回の自己点検を実施しています。ヒト組織・遺伝子利用研究については、倫理的配慮として倫理審査委員会を設置し、研究の適切性を確認しています。

  • ※1基本指針:厚生労働省の所管する実施機関における動物実験等の実施に関する基本指針
  • ※23R:Refinement(動物に対する苦痛の軽減)、Replacement(代替法の利用)およびReduction(動物利用数の削減)
  • ※3自主的な審査と認証プログラムを通して、科学における動物の人道的な管理を促進する民間非政府組織。
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