岐阜大学大学院医学系研究科腫瘍制御学講座 消化器病態学分野(第一内科) 教授 清水 雅仁先生

岐阜大学大学院医学系研究科腫瘍制御学講座
消化器病態学分野(第一内科)
 教授 清水 雅仁 先生

鉄分は大事な栄養素ですが、慢性肝炎の患者さんが鉄分を摂りすぎると、肝臓に負担がかかります。むくみ対策として塩分制限も重要ですが、「薄味」にして食欲が落ちると、栄養状態が悪化し筋肉が減ってしまいます。サルコペニア(筋肉・筋力の減少)は、肝臓病患者さんの大きな健康問題です。肝臓を良い状態に保ち体力・筋肉を維持するためには、鉄分・塩分を控えめにしながら、タンパク質を上手に摂取することが大切です。
今回は、鉄分・塩分を控えながらも大変に美味しい、岐阜の地物を使ったレシピを紹介させていただきました。栄養素のバランスも良く、簡単に調理できることも魅力です。是非参考にしていただき、皆様の健康管理にお役立ていただければ幸いです。

Vol.7 鉄分控えめ地物レシピ

3食分の栄養価

エネルギー 蛋白質 脂質 炭水化物 塩分 食物繊維
1606kcal 51.3g 37.3g 255.7g 6.0g 16.1g 5.9mg

監修:岐阜大学医学部附属病院 栄養管理室 室長 西村 佳代子 先生

※ここでの情報はあくまで基本の情報であり症状は人それぞれで違う場合もあります。不安な点は主治医、肝臓専門医等に相談してください。